名古屋ウィメンズマラソン2017 素晴らしい走り 男子とは大きな違い

去年も同じようなことを書いたような気がします。今年も女子のマラソン界は世界に何とかついていこうと頑張っています。昨日の名古屋ウィメンズマラソンで初マラソン国内最高、歴代4位の記録が出ました。2位に入った安藤友香選手は招待選手でもありません。初マラソンでしかもペースが最後まで落ちませんでした。ほぼイーブンペースです。素晴らしい。しかも、オリンピック銀メダリストにたった一人くらいついていくのは、男子も見習わなければなりません。本当に楽しみな選手が誕生しました。

 

またそれとは別に、今回の大会では3人が心肺停止となりました。しかし、全員無事です。迅速な対応が功を奏したのでしょう。フルマラソンの20代と30代、ハーフの40代の方だそうです。年齢とは関係ないですね。

 

安藤友香 歴代4位!!初マラソン国内最高 超高速世界切符

2017年3月13日 スポニチより抜粋

名古屋ウィメンズマラソン ( 2017年3月12日    ナゴヤドーム発着・スタート時の天候=晴、気温10度、湿度54%、北北東の風0・3メートル )

 陸上の世界選手権(8月、ロンドン)女子代表の最終選考会を兼ねて行われ、安藤友香(22=スズキ浜松AC)が初マラソン国内最高で日本歴代4位の2時間21分36秒で2位に入った。日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒を突破し、代表に決定。「忍者」と称される独特なフォームで好タイムを出し、2020年東京五輪の有力候補にも躍り出た。リオデジャネイロ五輪銀メダルのユニスジェプキルイ・キルワ(32=バーレーン)が2時間21分17秒で3連覇を果たした。

 ニューヒロインの誕生だ。腕をだらりと下ろして、あまり振らない「忍者」と称される独特のフォーム。22歳の安藤はリオ五輪銀メダルのキルワと18キロ付近から一騎打ちを演じた。レース終盤に遅れたとはいえ2位で堂々のフィニッシュ。初マラソンの日本人最高、日本人歴代4位となる好タイムで世界選手権代表の座をつかんだ。

 「初マラソン日本最高なんて頭になかった。最低限(2時間)22分半を切ることとキルワさんに付くことを考えていた」

 勝負に出た。2段階に分かれたペースメーカーのうち、速い方を迷わずに選択。「後半なんかどうでもいいやと思って走った」と、脱落するライバルたちを尻目にペースを保った。キルワには33キロすぎから引き離されたが、それまで2度のスパートに食らいついた。待望の新星が現れ、日本陸連の瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「張本さんに言わせると大あっぱれ」と絶賛。本紙野球評論家の張本勲さんの口調で、びわ湖毎日では男子に「喝」を入れたが、今回はその逆だ。

 その特徴的なフォームは「上半身を使うのが下手で、どうしたら全身を使えるのか試行錯誤でたどり着いた」という。シドニー五輪金メダルの高橋尚子さんは「効率がいいマラソンに特化した走り方。忍者走り」と評した。

 初の42・195キロを走り抜くと指導を受ける里内コーチの胸に飛び込んで涙を流した。里内コーチは「天才型。天才にありがちな失敗もよくする。その部分を、マラソンを目指すことで克服して今回の結果になった」と目を細めた。世界選手権の先に、26歳で迎える東京五輪を見据える。「東京五輪は夢だった。今は目標になりました」と安藤。3年後の主役候補に力強く名乗りを上げた。

名古屋ウィメンズマラソンで3人が一時心肺停止…AED使用などで回復

2017.3.12 サンスポより

 名古屋市東区のナゴヤドーム発着で12日に行われた名古屋ウィメンズマラソンなどに参加した女性3人が、一時心肺停止状態になった。いずれも自動体外式除細動器(AED)を使うなどして意識を取り戻し、命に別条はないという。

 大会本部によると一時心肺停止となったのはフルマラソンに参加した30代と20代の女性と、ハーフマラソンなどが実施された名古屋シティマラソンに参加した40代の女性。全員が病院に搬送され、うち2人は入院した。1人はこの日のうちに退院した。

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