ケニアなどアフリカ勢にマラソンで勝つことは難しいかもしれません。面白い記事があったのでご紹介します。バルセロナで行われたマラソンで、マラソン未経験のケニア人のペースメーカーが優勝したというのです。しかも、記録は2時間8分台です。すごいですね。この選手層の厚さを考えると今のままでは日本人がマラソンで勝てる可能性はほとんどゼロだと思われます。日本人は頑張っても、日本の代表を目指す選手でも2時間9分台が普通ですから。
何とかならないでしょうか日本のマラソン。瀬古さん、嘆いてないで、強くするのがあなたの仕事のはずです。選手に失望する前に自分の指導者としての力量に失望すべきでしょう。そういえば、瀬古さんも大舞台のオリンピックでは散々な成績でした。仕方ないのかな?
パラ選手まさかのマラソン優勝 ペースメーカー役で参加
2017年3月16日 朝日新聞デジタルより
12日に行われたバルセロナ・マラソン(スペイン)の男子の部で、意外な「選手」が2時間8分57秒で優勝をさらった。ケニア出身のキプケモイ・チェスム(27)。彼は右腕に障害を持つパラリンピアン。マラソン経験はなく、レースにはペースメーカーとして参加していた。
現地メディアなどによると、チェスムら3人のペースメーカーは1キロあたり2分57秒の設定で先頭集団を引っ張り、中間点を1時間2分48秒で通過した。
30キロを過ぎて、2時間6分台の自己記録を持つ優勝候補のエチオピア選手がケガでレースを棄権。「ぼくの仕事は32キロまで先頭の選手を引っ張ることだったけど、気付いたら誰もついてこなかった。だから、最後まで走っちゃおうと思った」とチェスム。「調子は良かったけど、まさかこんな結果が出るなんて。うれしすぎるよ」とレース後にコメントした。
国際パラリンピック委員会(IPC)によると、チェスムは幼い頃にけがをして右手に障害を負った。2012年のロンドン・パラリンピックの陸上にケニア代表で出場し、陸上の800メートルで6位、1500メートル7位の成績だった。