糖尿病は感染症リスクが大きい

新型コロナウイルスの感染が拡大して、糖尿病との関連が何度も指摘されてきました。

糖尿病の人は新型コロナウイルスの重症化、死亡のリスクが高いと言われています。(「新型コロナウイルスと糖尿病 その1」「その2」参照)

これまでも、糖尿病の人は、感染症を発症する傾向があり、糖尿病ではない人よりも感染で死亡すると言われていました。なので、今回の新型コロナ感染が特別なのではありません。

今回の研究は、カナダの糖尿病の患者と糖尿病ではない人と比較して分析されました。

糖尿病の人の46.0%で、評価された年に感染症の入院または医療保険請求がありました。糖尿病ではない人では38.0%だけであり、感染症での入院または医療保険請求のリスクは、1.21倍でした。

糖尿病の人の感染症関連の入院のリスクは2.17倍でした。感染に起因する死亡のリスクは1.92倍でした。

入院を必要とする感染症では、敗血症のリスクが2.54倍、術後感染が2.31倍、胆道感染が1.6倍、腹膜炎が2.4倍と糖尿病の人の方が高くなりました。

その他の個々の感染症では、上気道感染1.18倍、膀胱炎1.43倍、肺炎1.48倍、蜂巣炎1.85倍、腸管感染症1.53倍、真菌症1.41倍、中耳炎1.24倍、帯状疱疹1.26倍、ウイルス性肝炎1.49倍、腎盂腎炎1.95倍、結核1.21倍、骨髄炎4.39倍、感染性関節炎1.88倍など糖尿病の人の方がリスクが高くなりました。

糖尿病では免疫機能が低下します。糖尿病は糖質過剰症候群です。日々の生活で高血糖に陥らないように十分に糖質制限を行うことが重要でしょう。

「Quantifying the risk of infectious diseases for people with diabetes」

「糖尿病患者の感染症リスクの定量化」(原文はここ

コメント

  1. 鈴木 武彦 より:

    国民医療費激増の原因となる糖質を販売している企業への課税などが必要なのかもしれないですね。