生理不順の女性は糖質制限をすべき

女性の生理の周期の不順や40日以上の長い周期は65歳未満で死亡する早死のリスクを増加させるかもしれません。

今回の研究では、女性看護師を対象として、青年期(14〜17歳)および成人初期(18〜22歳)、29〜46歳の現在の月経周期の通常の長さと規則性について質問しました。(図は原文より)

上の図は上の半分がそれぞれの年齢の月経周期の規則性と早死リスク比です。下は周期の日数とリスク比です。それぞれの一番上は経口避妊薬の使用です。14~17歳で経口避妊薬を使用していた人は早死リスクが高くなっていましたが、その他の年齢では関連していませんでした。そして、いつも不規則である人でもリスクが高くなっていました。特に年齢が上がっても不規則である人はよりリスクが高くなっています。また、生理周期が40日以上の人もリスクが高くなっています。

原因別の早期死亡の分析では、14~17歳の経口避妊薬使用者の早期死亡のリスクが高いのはがん関連の死亡に限定されていました。14〜17歳または18〜22歳で不規則な生理周期の人は、がんによる死亡のリスクが高くなりましたが、心血管疾患またはその他の原因による早期死亡のリスクは増加しませんでした。29〜46歳で不規則な周期の人では、がんによる死亡や他の原因による死亡よりも心血管疾患による死亡の方がわずかに高かくなりました。生理周期の長さについても同様のパターンが観察されました。

生理不順が原因で早死するわけではありません。生理不順と死亡リスクを上げる疾患の原因が同じだからと考えられます。

では、生理不順や長い生理周期はどんなことと関連しているでしょう。原因は多因子せいかもしれません。しかし、根底にある原因の中で大きなものは、やはり糖質過剰摂取だと考えられます。

不規則で長い生理周期は高インスリン血症の強力な予測因子であり、高インスリン血症はまた、女性の性ホルモン結合グロブリン産生を阻害し、遊離テストステロンのレベルを高めます。このような状態は、がん、糖尿病、心血管疾患の原因において重要な役割を果たすと考えられています。

18歳でのBMI30以上の女性は、長いまたは非常に不規則な生理周期であるリスクが3.86倍高いという研究もあります。(ここ参照)

生理不順はホルモンが大きくかかわっています。糖質過剰摂取はホルモン環境を大きくかく乱すると考えられます。

女性は若いころから十分に栄養(タンパク質や脂質)を摂って、糖質制限を始めるべきでしょう。

糖質過剰症候群

「Menstrual cycle regularity and length across the reproductive lifespan and risk of premature mortality: prospective cohort study」

「生殖寿命全体にわたる月経周期の規則性と長さ、および早期死亡のリスク:前向きコホート研究」(原文はここ