清宮くんは決して一人で戦ってきたわけではないのに…

早稲田実業が西東京大会の決勝で敗退しました。マスコミはこぞって、「清宮の夏は終わった」などとほとんどを清宮くんの話題を大きく取り上げました。

しかし、あくまで野球はチームスポーツであり、清宮くんがどんなにすごい選手であったとしても、一人では勝ち残ることはできません。個人スポーツで、その選手を取り上げるのはわかりますが、たかが高校生の部活動で、集団の中の一人の人間をここまでクローズアップするのは果たしてどうなのでしょうか?

また、実際に優勝したチームは「東海大菅生」であり、そのチームのことは全く取り上げられません。この高校は4度目の正直で甲子園の切符をつかんだのです。優勝チームに対する敬意も何もなく、ただ「清宮」「清宮」の連続。悔し泣きをして、感情をあらわにしながら野球をしている清宮くんを見ていると、熱いものを感じ、好感が持てますが、マスコミの取り上げ方は非常に醜いものでありました。やはり優勝チームをちゃんと称えてあげることは重要だと思います。そして、負けた清宮くんも早稲田実業のチームの一人なはずです。悔しいのは清宮くん一人ではないですし、彼が活躍できなかった時に他に活躍した選手もいるはずです。スターを無理やり作りたいのはわかりますが、無理矢理すぎです。

清宮くんはホームランの高校通算最多記録のタイ記録である107本で終わりました。でも、どうしても記録を更新させたいのであれば、今からまた練習試合を組めばいいのではないでしょうか?清宮くんが放ったホームランのほとんどは練習試合ですから。通常の高校生とは思えないほど遠征をして、練習試合をたくさんこなして、ホームランを量産させて、スターにしたかったのだと思いますが、この記録に意味があるのでしょうか?

同じ高校の先輩「斎藤佑樹」選手のようにはならないでほしいものです。

清宮くんに対しては別に特別な感情はありませんが、周りの人、マスコミに対しては非常に違和感があります。まあ、これも大した高校生活を送ってこなかった「ひがみ」だったりして…気をつけないと。

【西東京】早実・清宮 最後の夏は甲子園届かず 東海大菅生が17年ぶり夏切符

2017年7月30日 スポニチアネックスより

第99回全国高校野球選手権大会西東京大会決勝   東海大菅生6―2早実 

 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の西東京大会決勝が30日、神宮球場で行われ、東海大菅生が6―2で清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実を下し、17年ぶり3度目の甲子園出場を決めた。東海大菅生は昨年まで3年連続準優勝だったが、“4度目の正直”で夏切符。清宮は3打数1安打1四球で、高校通算最多記録を更新する108号本塁打を放つことはできず、高校最後の夏を終えた。

 東海大菅生は初回、1死一、二塁から4番・片山の中前適時打で1点を先制。早実は2回に野村の中前打から2死二塁とすると、7番・福本が右中間へ同点適時三塁打を放って1―1と試合を振り出しに戻した。

 5回、東海大菅生は2死から相手失策と連続適時打で一挙3点を挙げて勝ち越しに成功。2死一塁から3番・小玉のゴロを早実三塁手・生沼が一塁へ送球するも、ツーバウンドしたボールを清宮が大きく弾く間に一塁走者が生還して2―1と勝ち越し。続く片山は左中間への適時二塁打、奥村は中前適時打を放って4―1とリードを広げた。

 早実は6回、野村の右翼線三塁打で1死三塁とし、相手暴投で1点を返して2点差に迫ったが、7、8回は走者を出しながらも無得点。逆に9回にリードを4点に広げられると、その裏は得点を奪えず、2―6で敗れた。東海大菅生先発の松本は、早実の3、4番に連打を許さず2失点で完投した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です