透析患者の原因疾患の第1位は、圧倒的に糖尿病性腎症であり、約40%を占めます。第2位は慢性糸球体腎炎で24%です。IgA腎症は、日本人で最も多い糸球体腎炎とされています。IgA腎症の詳細は原因はまだ不明ですが、自己免疫疾患です。
ワクチンなどでも起こり、新型コロナワクチンのときは、日本腎臓学会が喜んでIgA腎症の症例を集めていましたね。(「IgA腎症と新型コロナワクチンと糖質過剰摂取」「新型コロナワクチンは腎障害をもたらす 他のワクチンもご注意を」「新型コロナワクチン接種による腎障害および死亡リスク増加」など参照)新型コロナワクチンでは、糸球体腎炎の報告の可能性が13.41倍、五種混合ワクチンでは2.21倍、B型肝炎ワクチンでは11.35倍!肺炎球菌ワクチンでは2.62倍、多くの人が気軽に接種しているインフルエンザワクチンでも7.08倍!MMRワクチン3.07倍、帯状疱疹ワクチン1.44倍です。HPVワクチンも糸球体腎炎8.47倍です。
自己免疫疾患ですので、糖質過剰摂取も原因の一つでしょうし、糖質摂取はIgA腎症を進行させる因子でしょう。
今回の研究では、内臓肥満およびメタボリックシンドロームとIgA腎症の進行に関する54の論文を評価しています。
肥満はIgA腎症の無イベント生存率と腎臓転帰を悪化させます。例えば、BMI25以上だと、腎不全転帰の可能性は2.43倍です。血中のクレアチニン値の1.5倍以上の上昇の可能性は7.4倍です。BMI23.1以上だとタンパク尿の寛解が有意に遅延します。過体重や肥満だと、臨床症状が有意に悪化し、最終転帰も不良になるのです。
論文54件のうち、約61%が高BMIがIgA腎症の進行に悪影響を及ぼすことを示しています。
肥満は糖質過剰症候群です。
IgA腎症とメタボリックシンドロームを併発した患者は、eGFRが低く、タンパク尿が高く、高血圧や心血管イベントが多く、末期の心不全のリスクが有意に高くなります。
メタボリックシンドロームも糖質過剰症候群です。
ほとんどのエビデンスが内臓肥満と高BMIをIgA腎症の腎転帰の悪化と関連付けています。
内臓脂肪組織は炎症誘発性メディエーター(IL-6、TNF-α)やアディポカイン(レプチン、ケメリン)を産生し、アディポネクチンを減少させることで、酸化ストレスや糸球体の損傷を促進します。
また、肥満は腸内細菌叢の乱れを起こします。腸内細菌叢の異常は、TLR4などを介してGd-IgA1(IgA腎症でメサンギウム領域に沈着するIgA)の過剰産生を促進する可能性があります。
さらに、IgA腎症では、健康な対照群と比較して糖代謝異常の有病率が有意に高く(41.12%対9.43%)、空腹時血糖値、空腹時インスリン値、OGTT2時間血糖値、OGTT2時間インスリン値、HOMA-IRが有意に高く、インスリン感受性指数が低くなります。(ここ参照)
つまり、IgA腎症は代謝異常で起きる疾患でもあるのです。
腎障害、透析患者は、医療側にとって非常に重要な顧客になります。低タンパク質食を推奨すれば、自然と糖質過剰食になるでしょう。代謝異常のほとんどは糖質過剰摂取で起きていることを考えると、医療が推奨する食事が本当に腎臓にとって有益なのかどうか?よく考えてみましょう。
「Visceral Obesity and Metabolic Dysfunction in IgA Nephropathy: Nutritional and Metabolic Perspectives on Disease Progression」
「IgA腎症における内臓肥満と代謝機能障害:疾患進行に関する栄養学的・代謝学的観点」(原文はここ)
ワクチン接種、
有効も八卦、無効も八卦ならまだしも、腎症で透析の可能性も?
恐ろしいですね。
IgA腎症を取り上げていただきありがとうございます。腎臓内科の食事指導といえば減塩、タンパク質制限、肥満だとカロリー制限…医療者側も“腎機能は悪くなって当たり前”なところがあって、なかなかアップデートされないですね
IgA腎症患者さん、コメントありがとうございます。
進行性の疾患だと一般的に考えられているものを進行させているのは、
実は医療行為なのです。
食事を改善すれば、進行は止まったり、逆転したりすることを医師は知りません。