PPI(プロトンポンプ阻害薬)のネキシウムには日本でも小児への適応があります。なんと1歳以上です。大丈夫なの?と思ってしまいます。人間にとって胃酸分泌は初期設定であり、重要なメカニズムです。それに小さなころから逆らってし
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PPI(プロトンポンプ阻害薬)とめまい
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は副作用のオンパレードです。(オンパレードという表現が古臭いかな?) 以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は難聴を増加させる」では、PPIでは難聴が制酸薬のH2ブロッカーと比較すると何
PPI(プロトンポンプ阻害薬)による胃がんリスクの増加をどれだけの人が知っているであろうか?
日本内科学会雑誌 2023.1月号には「PPIの功罪」という特集が組まれました。その中でPPI(プロトンポンプ阻害薬)と胃がんに関連についても書かれています。そこには2017年の香港からの論文で、ヘリコバクターピロリの除
糖質制限は胃食道逆流症を改善する
胃食道逆流症、逆流性食道炎は糖質過剰症候群です。以前の記事「糖質制限と逆流性食道炎の改善」で書いたように、糖質制限をすれば多くの人は胃食道逆流が改善します。 今回の研究も糖質制限と胃食道逆流症との関連についてです。PPI
逆流性食道炎の発症の予測因子は糖質過剰摂取
逆流性食道炎は胃酸が逆流して食道に炎症が起きる疾患です。通常はPPI(プロトンポンプ阻害薬)が処方されてしまいます。 では、この逆流性食道炎の発症を予測する因子はどうなんでしょうか? 今回の研究では、日本人を対象として、
感染症に関連する企業に翻弄されないように
私は20年以上も前に、年末年始に船でグアムやサイパンに行く子供たちに帯同する医師として船に乗りました。相当な数の小学生とグループをまとめる大学生たちがいましたが、行きの道中、ものすごい勢いで高熱を出す子供たち、大学生たち
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は自己免疫疾患のリスクを上げる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は様々な病気のリスクを増加させることは、これまでいくつも記事にしました。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)とすい臓がん」「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の長期使用と胃がんのリスク」「PPI(
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は慢性腎疾患や末期腎不全を増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は決して安全な薬ではないことは周知の事実です。それにもかかわらずいまだに漫然と処方されています。急性間質性腎炎は薬剤過敏症(アレルギー反応の一種)によるものが最も多いとされていますが、さまざ
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は難聴を増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は胃酸を強力に抑制しますが、様々な副作用があります。胃酸を抑えるH2ブロッカーと比較すると、難聴は大幅に増加するようです。データはFDA有害事象報告システムから得られました。(表は原文より改
糖尿病の胃の血流と消化管潰瘍とPPI(プロトンポンプ阻害薬)
高血糖、糖尿病では様々な組織の血流が低下します。当然胃の血流が悪くなります。胃粘膜の微小循環は糖尿病で有意に低下しているという報告もあります。(ここ参照) そうすると、糖尿病では出血性の消化管潰瘍のリスクも高くなると思わ