PPI(プロトンポンプ阻害薬)は決して安全な薬ではないことは周知の事実です。それにもかかわらずいまだに漫然と処方されています。急性間質性腎炎は薬剤過敏症(アレルギー反応の一種)によるものが最も多いとされていますが、さまざ
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PPI(プロトンポンプ阻害薬)は難聴を増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は胃酸を強力に抑制しますが、様々な副作用があります。胃酸を抑えるH2ブロッカーと比較すると、難聴は大幅に増加するようです。データはFDA有害事象報告システムから得られました。(表は原文より改
糖尿病の胃の血流と消化管潰瘍とPPI(プロトンポンプ阻害薬)
高血糖、糖尿病では様々な組織の血流が低下します。当然胃の血流が悪くなります。胃粘膜の微小循環は糖尿病で有意に低下しているという報告もあります。(ここ参照) そうすると、糖尿病では出血性の消化管潰瘍のリスクも高くなると思わ
高血糖が逆流性食道炎をもたらすメカニズム その2 高血糖と高インスリン血症は胃腸の動きを低下させる
人間は恐らく進化の過程の中で、高血糖はもう満腹を意味していたのだと思います。というか、高血糖自体がほとんど起きていなかったと思います。だから血糖値が少し上昇した時点ですでに摂食を抑制する働きが起きているはずです。 低血糖
脂質摂取で胃食道逆流は増加するのか?
先日の記事「高血糖が逆流性食道炎をもたらすメカニズム」に対してコメントをいただきました。 脂質がコレシストキニンというホルモンを出して噴門が開くという医者が多いです。僕もPPIを処方されて「脂っぽいものは食べないでくださ
高血糖が逆流性食道炎をもたらすメカニズム その1
一過性の下部食道括約筋の弛緩は胃食道逆流の主要なメカニズムです。糖質過剰摂取では逆流性食道炎が増加します。糖質制限を行うと逆流性食道炎が改善する人が多くいます。 今回の研究では、高血糖が下部食道括約筋に及ぼす影響を調べて
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とすい臓がん
我々人類の体は様々な仕組みがあり、そのメカニズムは非常に複雑であり、現在の段階でわかっていることはごく一部でしょう。薬は進化の過程で獲得してきた複雑なメカニズムを強制的に変化させたり、阻害したりします。それによって体にと
新型コロナウイルスとPPI(プロトンポンプ阻害薬)
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は胃酸分泌を強力に抑えてしまいます。そのために、消化器系の感染症は増加すると考えられます。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性がある」など
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とアルコール摂取
アルコールを摂取するとその分解の過程でアセトアルデヒドという有害物質が産生されます。このアセトアルデヒドには発がん性があると考えられています。 人間の体には様々な細菌が存在し、その場所に適した細菌叢を形成しています。その
PPI(プロトンポンプ阻害薬)の長期使用と胃がんのリスク
以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高める」で書いたように、PPIの使用は胃がんと関連しているようです。 PPIはピロリ菌と相互作用があるようです。通常、ピロリ菌は胃の幽門洞(十二