今年の洞爺湖マラソンは前回の記事「洞爺湖マラソン2018 悲劇は突然に」で書いたように故障して終了となってしまいました。まだ、足を引きずってしか歩けません。
今回目指していたもの、試したものは何か、書いてみたいと思います。失敗続きであまり参考にはならないかもしれませんが、これもマラソンです。
まずは心拍数です。昨年のオーバーペースを反省して(「洞爺湖マラソン、昨年との比較(半分妄想)」参照)、自分の最大心拍数の85%以下のブルーゾーンでなるべく長い距離走り、レッドゾーンにはできる限りはいらないような心拍数を目指しました。
狙い通り、最初のうちは160以下をキープしています。段々と160を超えることもありましたが、2016年の心拍数を下回って走れています。昨年が如何にオーバーペースになっていたかがわかります。そして18km付近で急に心拍数が上昇しています。これは痛みだ出て、それを我慢しながらペースをキープしようと頑張ったためだと思うわれますが、そのあとからスピードが出なくなりどんどん心拍数は下がってしまいました。
また、今回試したジェルです。
まずは「MCTサプリメントゼリー」(「MCTオイルのサプリメントゼリーがあったなんて知らなかった」参照)
走る約1時間15分前に飲みました。ケトン体を増やそうと思いましたが、30分後ではまだケトン体は上昇していませんでした。その後は走る準備で測定していません。
また走行中のジェルはまずは「ベスパプロ」を10km付近で飲みました。これまでは走る前にしていたのですが、昨年思いがけず血糖値が上がっていたので、今回は走り始めてからにしました。
さらに、トレイルランナーの方は知っているかもしれませんが、その名も「トレイルバター」です。これの良さはココナッツオイルが入っており、ケトランにはもってこいではないかと思って今回使いました。脂質は17g、糖質も6gです。これは、前回17km付近から血糖値が下がり始めており、その防止策のようなもので、今回は少しペースが遅い分18~20kmで使う予定でした。しかし、18km付近で足の痛みが急に出てきたので、脳を喜ばそうと18kmで使いました。でも、私の脳は喜んで痛みを忘れてはくれませんでした。
しかし、「バター」と名乗るだけのことはあり、ドロッとした食感。舌や喉にベトッと張り付く感じで、いわゆるジェルではありません。ナッツを砕いたようなザラザラ感があります。ピーナッツバターのような感じに近いですね。味はまずまずでした。フルマラソンのスピードで走りながら飲むにはあまりお勧めしませんが、ウルトラぐらいなら使えるかもしれません。すぐに水が飲める状況や中間のエイドでの使用がお勧めかもしれません。
ただ、あまり扱っているショップは多くはありません。(今日現在、アマゾンにもありません)
今回のはミニですが、大きいサイズは3種類の味があります。公式ホームページはここです。
そして、糖質がかなり入っていますが30km以降の勝負と、カフェインを試してみようと思い、カフェイン100mg入りのジェルを用意していました。今回は勝負ができない状態だったので飲まなくてもよかったのですが、味や効果などを確かめたくて、予定通り30km当たりで飲んでみました。体温で非常に温かくなっておりおいしくなく、しかも、モチベーションがガタ落ちした後に飲んでも気合は入りませんでした。カフェイン200mgというのもあるので、ウルトラでは使ってみようかとも思っています。
(写真は公式ホームページより)
今回は遠足に行ったようなものになってしまい、疲労感はほとんどありません。こんなことはじめてです。周りの同年代のランナーもいろいろ故障の話をしているので、年齢には勝てないのかな?と思ったりすることもありますが、また次に生かしたいと思います。
糖質制限をしているから、色々と痛みが出るのではないですか?そもそも記録がのびていませんよね?
脂質はエネルギーになるのがおそいですが、何故それをチョイスしたのか..ただのマラソンに補給食がそんなに必要になる、身体が問題なのでは?
しろさん、コメントありがとうございます。
本当にごもっともなご意見です。故障の原因を糖質制限をしているから?していないから?というのは
わかりません。
最近は記録が伸びていないのは確かですが、糖質制限で記録が伸びたことも事実です。
しかし、私の心臓は3時間40分程度が限界だとも考えています。
性格上いろいろなことを試したいので、さらに何か別のことをやってみたところ、
それが裏目に出ていると考えています。
脂質はエネルギーになるのが遅い…というのはトレイルバターについてのことだと
推測しますが、これが今回のレースで必須だと思って持って行ったというよりは
お試しです。ウルトラを想定しての準備です。
悪い例ばかりが書かれているので、糖質制限について良くない印象を与えてしまうかもしれませんが、
そんなにたくさんの補給食は必要ではありません。ペースさえ守れば補給は水分だけでも
フルマラソンも可能ではあると思います。