みなさんはアメリカのデスバレーで行われる「BAD WATER135」というレースをご存じでしょうか?なんと217㎞を走るレースなのですが、その状況が非常に過酷です。砂漠地帯を走るので、日中の最高気温は50度近くになるのです。
そのレースで石川佳彦選手が見事21時間33分1秒の大会新記録で優勝しました。おめでとうございます!2位とは2時間以上の大差です。(図は大会ホームページより)
ものすごい記録ですが、残念ながら新聞などではほとんど報道されません。
石川選手は様々なレースで優勝していますが、彼は普段は糖質制限なんです。記事では次のように述べています。(記事はここ)
「日常生活では4年近く、ほとんど炭水化物をとっていません。これは脂肪をうまくエネルギーに変えられる体質をつくるためです。BAD WATERでは、スポーツドリンクとジェルを除いて、エネルギー摂取は黒砂糖だけで217kmを走り切りました」
以前の記事「100マイル(約160km)のアメリカンレコードの保持者はケトン体ランニング「ケトラン」を実行している」で書いた、Zach Bitter選手も糖質制限です。「「究極の持久力」 私も負けられません!」で書いた、プロのトレイルランナーの鏑木選手も糖質制限です。
ウルトラマラソンの世界では「ケトラン」が主流となっているようです。
私は全くレベルが低く、比べ物になりませんが、拙著の「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」で書いたように、糖質制限でケトランをするようになり、大幅に記録が伸びました。
ランナーのみなさん、カーボローディングなんてやめて、ケトランを始めませんか?