「コンビニエンスストアの近くで生活すると、動脈閉塞のリスクが高まる」との見出しのニュースがAHA(アメリカ心臓協会)のホームページに掲載されました。(そのホームページはここ) そのニュースによると、コンビニエンスストアは
カテゴリー: 食事
血糖値スパイクは人それぞれ
血糖値スパイク(グルコーススパイク)は非常に個人差が大きいので、糖質をどれくらい摂ったらどれくらいのスパイクが起きるかは予想できません。 例えば上の図で、Eは赤い線がグルコース、緑の線がパンを食べたときの血糖値の変動を表
米国の若年成人における肥満関連がんの割合の急激な増加
以前の記事「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」でも書いたように、肥満関連のがんは非常に増加していると考えられています。 しかもアメリカでは現在、肥満に関連したがんが比較的若い世代に急激に増加しています。ランセットに
朝食を摂るか摂らないか?朝食の利点はないかもしれない
朝食を食べることが健康的であるとずっと言われてきました。朝食を食べないと力が出ないとか、頭が回らないとか、ということも言われてきました。しかし、糖質制限が広まるとともに、食事回数についても様々な疑問がもたれ、食事回数を減
肥満は腎機能を低下させる
肥満と腎機能の関連はどのようになっているのでしょうか?当然、BMIが高いほど腎機能が低そうですね。 今回の研究では、40か国のコホートをもとに肥満と腎機能低下のリスクを分析しています。ここでいう腎機能低下とは、eGFRの
糖質制限と食後の眠気
糖質制限をすると食後の眠気が非常に少なくなることが多いです。なぜ、食後に眠くなるのか、というのは実際にははっきりした理由は解明されていません。ある仮説は、食後高血糖になり、その後急速に血糖値が下がり低血糖になるので、眠気
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その1
もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 LDLコレステロールが異常に高くなる家族性高コレステロール血症(FH)では、一般的には比
モンゴル人において乳がんの発生率が非常に低いのはなぜなんだろう?
乳がんはエストロゲンなどのホルモンとの関連が非常に強く、初潮の年齢が若い人や閉経が遅い人、出産経験がないことなどによりリスクが高くなると考えられています。 年齢標準化された乳がん発生率(2008年)では、モンゴルで8.0
心不全に塩分制限は必要か?
現在、心不全の人には塩分制限が推奨されています。しかし、心不全に塩分制限が必要なのでしょうか?利益はあるのでしょうか?エビデンスはあるのでしょうか? これまでの研究を調べてみると、心不全を治療するために塩分摂取量を減らす
食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?
先日、運動と血糖値に関するコメントをいただきました。 連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。 目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の