糖質制限をすると、タンパク質の摂取量が増加します。タンパク質の増加は腎機能に悪影響を及ぼすのではないかと心配する人もいます。 厚労省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、次のように書かれています。 3─1.耐容
カテゴリー: 食事
認知症の薬、フランスではすでに保険適応外
日本では現在も認知症に対し、大量の認知症の薬が使われています。しかし、フランスではすでに保険適応の薬から外してしまいました。有害な副作用が多く、その割に効果が大したことないという判断でしょう。 アルツハイマー病治療薬・フ
あなたのアレルギーや関節の症状、疲労感はクエン酸が原因かもしれません
クエン酸は疲労回復作用があるのではないかと言われ(怪しいですが…)、また酸味を加えるために、様々なサプリメントや食品、飲料などに添加されています。かなり昔はレモンなどからクエン酸を抽出していたようですが、現在は他の方法で
太った人と痩せた人の高糖質低脂肪の食事をした後の代謝の違い
太った人とやせた人では同じ食事をしても代謝が違うようです。人間のホルモン分泌や代謝のシグナルは炭水化物(糖質)を摂取すると、その炭水化物を利用するためにエネルギーにする(酸化する)、貯蔵することを優先して調整されています
母親の高血糖は、胎児を高インスリン血症にさらす
前回の記事「高血糖は、妊娠中の胎盤での脂肪酸酸化を減少させ、胎盤の中性脂肪の蓄積を増加させる」では、母体の高血糖が脂肪酸の酸化を減少させることを書きました。脂肪酸の酸化が減少するということは、脂肪酸をエネルギーとして利用
糖質を制限すると寿命が縮まる? 冗談のような研究
一流の医学雑誌と言われている「Lancet」に最近掲載された研究は、世界中の糖質制限推進派に一斉にブーイングを浴びせられています。ほとんどジョークのような研究に見えます。 この研究の主旨は「炭水化物(糖質)をエネルギーの
オメガ3(EPA+DHA)が少ないと、ものすごく早産のリスクが高くなるかもしれない(2018.8.27 追記と訂正)
早産は様々な疾患、障害などのリスクが高くなるため、できる限り避けるべきです。しかし、誰も好きで早産になるわけではありません。早産がどうして起きるのかはまだ解明されていないと思います。 今回の研究ではオメガ3の中で、EPA
1型糖尿病は早く診断されるほど人生が短くなる?
最近ランセットという有名な医学雑誌に1型糖尿病に関する研究が発表されました。その主旨は「1型糖尿病の若年時の診断は、青年になってからの診断と比較して平均余命が短くなる」というものです。 27,195人の1型糖尿病の人と、
卵を食べよう!認知症の観点から
いまだに卵を避けるように推奨する医師や栄養士がいることには驚かされますが、もしかしたらそのような根拠のない卵摂取制限が認知症と関連しているかもしれません。 血中のコレステロールは、食事によるコレステロール摂取とはほとんど
アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その3 肥満はアテローム性動脈硬化症を促進させる
アテローム性動脈硬化症は決して中高年の病気ではありません。小さなころから少しずつ進行して、それが成人になり、多くの人は中高年で症状が現れるだけです。(「アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その1」、「その