多くの人は、普段の血液検査でC-ペプチドを測定してはいないでしょう。C-ペプチドはインスリンの前駆物質であるプロインスリンの構成成分です。すい臓のβ細胞で分泌直前に酵素によって分解されてインスリンとC-ペプチドとなります
カテゴリー: 糖質過剰症候群
プロトンポンプ阻害薬(PPI)と膝関節置換術のリスク
変形性関節症では、痛みの緩和のために鎮痛薬のNSAIDsを飲んでいることが多く、その副作用予防のために、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を飲んでいる人は多いでしょう。また、変形性関節症も胃食道逆流(逆流性食道炎)はどちらも
うつ病の大学生に対するケトン食の絶大な効果
うつ病が食事で改善するなんて、思っている人は少ないかもしれません。ましてや医師が食事改善を推奨するわけがありません。薬を投与してナンボの世界ですから。 今回の研究では、大学生のうつ病患者に対してケトン食を摂取してもらい、
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その13 胆嚢炎および胆石症
このシリーズはなかなか尽きません。もう「その13」です。 今回の研究では、GLP-1受容体作動薬による胆嚢炎、胆石症です。 FDA有害事象報告システム(FAERS)データベースのデータを用いて、報告オッズ比(ROR)、比
メタボリックシンドロームはパーキンソン病リスクを上げる
パーキンソン病は糖質過剰症候群だと考えています。以前の記事「パーキンソン病と糖質制限」で書いたように、パーキンソン病には糖化が大きくかかわっていると考えられます。 今回の研究では、糖質過剰症候群の代表である、メタボリック
コレステロール値ではなく炎症所見のCRPのわずかな増加は心血管イベントおよび死亡リスクを高くする
多くの医師はLDLコレステロール増加は危険だ、と叫び続けています。でも、人間に必須のコレステロールが悪さをする元凶なのでしょうか? 今回の研究では、炎症のマーカーである高感度C反応性タンパク質(hsCRP)と心血管イベン
心血管代謝疾患とそれに伴う心血管イベントリスク
糖尿病、高血圧、脂質異常症は、心血管疾患イベントの発生率を高めると考えられています。しかし、それらの個別の心血管イベント発生リスクとの関連性はどうでしょうか? 今回の研究では、40歳以上の133,572人を対象に、心血管
インスリン抵抗性の増加は関節炎リスクを上げる
インスリン抵抗性は様々な病気、症状と関連しています。インスリン抵抗性の指標の一つTyGインデックスを使って、関節炎との関連を見てみましょう。 今回の研究では、TyGインデックスおよびその派生した指標を用いて、関節炎のリス
前立腺肥大症は糖質過剰症候群
中年や高齢になると前立腺肥大が起きるのは仕方がないと思っているかもしれません。しかし、恐らく前立腺肥大は単なる加齢性の変化ではなく、糖質過剰症候群でしょう。 よく、前立腺肥大の原因として、「男性ホルモンであるテストステロ
抗肥満薬治療における投薬中止後の体重の推移
GLP-1受容体作動薬を使ったダイエットを行っているクリニックはボロ儲けでしょうね。体重は減少するかもしれませんが、痩せた状態を維持するには薬がやめられません。まさに薬漬け状態、薬物依存状態です。 それにしても、薬を使っ