糖質制限と睡眠についてご質問をいただきました。 糖質制限でショートスリーパーになるという事をよく聞きますが、私の経験上、ケトン体が高値になると睡眠時間が短くなるように感じています。 一例を挙げると前日の夕食前にβヒドロキ
カテゴリー: コレステロール
オートミールってどうなの?
最近、オートミールというものが健康的な食品として取り上げられています。(この記事参照)オートミールはオーツ麦を調理しやすく加工したものです。 100gあたりエネルギー380kcal、タンパク質 13.7g、脂質 5.7g
飽和脂肪酸は心血管疾患のリスクには関係しない
飽和脂肪酸はいまだに悪者扱いです。以前の記事「飽和脂肪酸は心血管疾患を増加させるか?」でも書いたように、飽和脂肪酸と心血管疾患との関連はほとんど認められないにもかかわらず、摂取制限を勧める人も多いでしょう。 日本人の食事
糖質制限でLDLコレステロールが大きく上昇する人の特徴
糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇する人が結構な割合でいます。糖質制限反対派やLDLコレステロール悪玉説を信じている人は、このことをもって糖質制限が危険だということもあるでしょう。 私も糖質制限をしてLDLコレス
女性アスリートの尿失禁のリスクと利用可能エネルギー不足
尿失禁(尿漏れ)は比較的有病率が高く、ある中高年での調査では男性11.4%、女性34.5%でした。(ここ参照) アスリートは年齢的にも若いですが、やはり力を入れることも多いのか、男女ともに尿失禁の割合は高いようです。女性
食事と健康の関係について普通の医師に聞いても無駄である
我々医師は自分で勉強しない限り栄養については無知です。だから、通常の診療の中で普通の医師に食事と健康、食事と病気の関係について聞いても無駄です。私もまだまだです。それでも私自身は今でこそ、自信を持って患者さんの質問に答え
糖質制限反対派は反対する前にもう少し糖質制限を知った方が良い
少し前に東洋経済オンラインに糖質制限反対派の記事が出ていました。東洋経済は江部先生の糖質制限の記事もありますし、反対派も載せていますね。どっちつかずの立場です。 今回の記事もつっこみどころ満載です。正直、糖質制限に対する
肉食は様々な症状を改善する
肉、特に赤肉は健康的にはあまり良くないと考える人がいます。しかし、逆にほとんど肉しか食べない「Carnivore Diet」(肉食)の人もいます。もちろん肉だけなので、非常に強い糖質制限状態です。 このような肉食の人が、
1回の食事のタンパク質量の上限は?
質問を頂きました。1回の食事のタンパク質量についてです。 初めて質問します。 先生のブログと本で勉強させてもらっています。 一回の食事でタンパク質の吸収できる量について教えてください。 「よく20gずつ分けて食べ分けない
低LDLコレステロールはすべての原因による死亡率を増加させる
LDLコレステロールは一般的には多くの心血管疾患の原因であるかのような「悪玉」と思い込まされています。LDLコレステロールは低ければ低いほど良いと思っている人もいるかもしれません。 以前の記事「LDLコレステロールが非常