心不全はアメリカでは推定で620万人、日本でも120万人罹患していると言われています。心不全には拡張機能障害と駆出率低下のタイプがあります。 今回の研究ではそのリスク因子について分析しています。約180万人のデータを分析
カテゴリー: LDLコレステロール
LDLコレステロールが非常に低いと全原因死亡リスクが高い
病気になることはもちろん望むことではありませんが、究極的にはどんな原因であれ死亡するかどうかが重要です。新型コロナウイルスに感染しなくても、脳卒中で死ぬかもしれません。心筋梗塞にならなくても、がんで死ぬかもしれません。そ
卵を気にせず食べよう
卵反対派は卵に大量のコレステロールが入っていることを根拠に、不健康な食材と考えていると思います。これまでにいくつもの卵摂取と心血管疾患などとの関連の研究がありました。しかし、最低でも1日1個の卵は全く問題ありません。 今
糖尿病の低GI/低GL食はほとんど効果がない
食後血糖値の上昇のしやすさとして、グリセミックインデックス(GI)とグリセミックロード(GL)というのがあります。GIはブドウ糖のGIを100としています。GLは、食品に含まれている炭水化物の量をGIに加味した指標で、G
コレステロールの低下は2型糖尿病の末梢神経障害を悪化させる
2型糖尿病では末梢神経障害は頻繁に認められ、診断時にはすでに8.3%、5年後には16.7%、10年後には41.9%も神経障害を有するという報告があります。(この論文参照) もちろん、最も重要な原因は高血糖だと思いますが、
レムナントコレステロール増加は高中性脂肪を表している
動脈硬化の原因となると考えられているレムナントコレステロールですが、レムナント自体が血中から血管壁に潜り込んで動脈硬化を起こすというのは考えにくいので、動脈硬化のリスクの高い人でレムナントコレステロールが高いことは結果で
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすためのライフスタイル介入として糖質制限を提唱 その2
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすための食事として糖質制限を提唱しました。前回の記事「その1」の続きです。 High-protein diets: A higher-protein diet is defined as
糖質制限と血中の脂質の変化
いまだに多くの人が脂質摂取が体脂肪の増加および心血管疾患のリスクの原因だと思っています。しかも医師ですら同様です。中性脂肪を下げるためには脂質摂取を減少させる必要があるのでしょうか? 低脂肪食と糖質制限食を比較すると、こ
ビーガン、ベジタリアンの子供は不健康
人類は肉食、雑食の動物です。動物性のものを食べてこなかった人類は進化の過程では皆無でしょう。ビーガンやベジタリアンになることは、大人であれば自由です。しかし、子供に強要することは虐待です。(「子供にビーガン?」参照) 今