糖質はがんのエサです。かなりの糖質を削減した食事であるケトン食はがんの栄養療法として非常に有用である可能性があります。(「乳がんに対するケトン食の効果」参照) 今回の研究は大阪大学を中心としたグループのものです。ケトン食
カテゴリー: LDLコレステロール
朝食時の週12個の卵はLDLコレステロールを増加させず、収縮期血圧の低下に関連
卵は本当にコレステロール値を増加させて、心血管疾患のリスクとなるのでしょうか?最近の、6大陸、50カ国にまたがる約17万7000人を対象とした3つの調査を統合的に分析した研究でも、卵の摂取量と心血管疾患の発症率や死亡率に
リポタンパク質のLDLにはインスリン様作用があるかもしれない
リポタンパク質のLDLはLDL受容体にくっ付いて細胞内に取り込まれます。一方インスリンもインスリン受容体にくっ付いて作用を示します。LDLは脂質の代謝に関連し、インスリンは糖質の代謝に関連しますが、インスリンは脂質の代謝
新型コロナウイルスと脂肪肝
新型コロナウイルスの重症化には糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、高血糖などと関連が認められています。つまり、ほとんど糖質過剰症候群によって重症化しているとも思われます。 糖質過剰症候群の一つの代表的な疾患である、非アルコ
2020年5月の血液検査データ
毎年血液検査のデータを示していますが、それほど大きな変化はありません。まあ、大きく変化しても困るのですが… 2020年5月の血液の検査のデータを提供したいと思います。 TSH:0.833μIU/ml(0.500~5.00
スタチンは新型コロナウイルスの重症化を増加させるかもしれない
*今回の記事は実際には人間で確固たる証拠が見出されているわけではありませんので、今飲んでいる薬の中止を勧めているわけではありません。注意が必要です。 新型コロナウイルスの感染で、集中治療室での治療を必要とする重度の肺炎、
LDLやHDLは免疫システムの一部である その4
以前の記事「LDLやHDLは免疫システムの一部である その1」「その2」「その3」と書いてきましたが、シリーズの「その4」です。今回は感染症の死亡率との関連です。 末期の腎疾患では心血管イベントが36倍にも増加するそうで
LDLやHDLは免疫システムの一部である その3 新型コロナウイルスの場合
以前の記事「LDLやHDLは免疫システムの一部である その1」「その2」では、感染とLDLやHDLなどのリポタンパク質との関係を書きました。 それでは、現在感染が拡大している新型コロナウイルスではどのようになっているので
LDLやHDLは免疫システムの一部である その2
以前の記事「LDLやHDLは免疫システムの一部である その1」では、LDLやHDLなどのリポタンパク質は免疫システムとしての働きがあることを書きました。 アテローム性動脈硬化症を引き起こす原因と考えられている、酸化LDL
LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その2
以前の記事「LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その1」では、LOX-1という受容体が酸化LDLを動脈壁に取り込むのに重要な役割を果たし、LOX-1が活性化されると、内皮機能障害、単球接