以前の記事「日本でも末期腎疾患患者の肥満が増加している」でも書いたように、慢性腎臓病(CKD)のガイドラインでは、「動脈硬化性疾患予防の観点より,CKD 患者でも健常者と同様に脂質の%エネルギー摂取比率は 20〜25%と
カテゴリー: スタチン
薬の副作用はどこまで話すべきか?
副作用のない薬はありません。しかし、時間的な制約もあり、医師も全ての副作用について詳細に話している時間はありません。また、全ての副作用を把握もできているわけでもありません。 どこまで副作用を説明すべきか、迷うこともしばし
尿酸は体に悪いのか?
多くの医師は、コレステロールが高いと血管が詰まると言い、スタチンなどの薬でコレステロールを下げようとします。コレステロールビジネスはすっかり医療の世界だけでなく、栄養や食品の世界にも浸透しています。コレステロールのように
85歳以上の日本人、高血圧は死亡リスクに影響する?しない?
高齢者はいっぱい不必要と思われる薬を飲んでいます。スタチンやPPIだけでなく、高血圧の薬も何種類も飲んでいることもあります。複数の高血圧の薬により、低すぎるのではないかと思う人もたくさんいます。 今回の研究では、2006
低コレステロールは出血性脳卒中、心不全、がんによる死亡率を上げる
コレステロール値が高いだけで多くの人はスタチンを飲まされています。コレステロール値が高いと本当に心血管疾患で死んでしまうのでしょうか? 今回の研究は日本で集団スクリーニング検査を受けた40〜69歳の健康な成人12,334
大動脈弁狭窄症も糖質過剰症候群
最近はテレビでも心臓弁膜症についてのCMが流れています。弁膜症の中の大動脈弁狭窄症の原因としては、主に先天性のものと加齢性(?)のものがあります。大動脈弁が肥厚して硬くなり、動きが制限されて、進行すると石灰化し、心臓から
80歳以上ではコレステロールが低いと死亡率が高い
以前の記事「80歳以上では収縮期血圧が低いと死亡率が高い」で書いたように、高齢者では収縮期血圧が120mmHgよりも血圧が低い場合、死亡率が高くなります。血圧もそうですが、医師は高齢者に対しても、コレステロールを下げろ、
スタチンは帯状疱疹のリスクを増加させる
新型コロナワクチンの接種がものすごい数にのぼり、それに伴い帯状疱疹も非常に増加しました。もうコロナのワクチン接種をする人は、一部の情報弱者などに限られてきたように思われますが、相変わらず帯状疱疹は多い印象です。 帯状疱疹
80歳以上では収縮期血圧が低いと死亡率が高い
医師は高齢者に対しても、血圧を下げろ、と薬をいっぱい出してきます。高齢者が血圧を下げるメリットってあるのでしょうか? 今回の研究では、80歳以上の144,403人のデータを分析しました。追跡期間中に51,808人が死亡し
SGLT-2阻害薬の化けの皮が剝がれかけてきた?
糖尿病薬のSGLT-2阻害薬は、様々な利益があるような、多くの研究が出てきています。一時期のスタチンのように思えてなりません。所詮薬は薬。副作用がないわけではありません。そして、この薬の利益を示すほとんどの研究は製薬会社