以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」で、LDLコレステロール値が高いことは心血管疾患の原因ではないことを家族性高コレステロール血
カテゴリー: スタチン
スタチンはあなたの体の重要な機能を低下させる
生物学的、生化学的事実として、コレステロールは人体にとって非常に重要です。このことを否定することは現在のところできません。だから、コレステロールを目の敵にすることは間違っています。 私たちの体は非常に多くの細胞が集まった
5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①
前回「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その1」の続きです。 突然ですが、リポタンパク質(a) Lp (a)は、心血管疾患の独立した危険因子と考えられています。あまり普段の検査でLp(a)を測定した経験は
LDLコレステロール値が高い方が認知症になる可能性が低い
認知症はどんどん増加しています。私はアルツハイマー病は3型糖尿病だと考えています。血糖値やインスリン抵抗性の話とは別に、コレステロールとの関連の話題です。 脳は非常に多くのコレステロール含んでいます。全ての細胞膜の構成成
LDLコレステロール値は役に立たない
LDLコレステロールを気にしている人はいまだに多いように思います。医師の方がその古い考えをなかなか変えないので仕方がないのでしょう。しかし、LDLコレステロールは私たちに何も教えてはくれません。低いから安心していられるわ
糖質制限と尿酸値上昇
糖質制限を始めると尿酸値が上昇する方がいます。通常間もなく落ち着きます。しかし、やはり尿酸値が高くなると心配に思う人も少なくないでしょう。糖質制限反対派は「尿酸値が上がると痛風のリスクが上がる」と批判的に騒ぐ人もいるでし
2018年10月の血液検査データ
2018年10月の血液の検査のデータを提供したいと思います。江部先生が公開されていたのに触発されたわけではありませんが、たまたままた重なってしまいました。(江部先生のデータはこちら) 前回の検査「2018年3月の検査デー
スタチンでLDLコレステロール値の低い心不全患者の方が死亡率が高い
スタチンは心臓の冠動脈疾患の予防や治療に依然としてよく使われています。私はその効果には疑問を持っています。しかし、心不全を有する患者にとっては効果がないというよりも危険である可能性があるのです。 この研究では、平均左室駆
LDLコレステロールを低下させることの有益性の証拠はない!
コレステロールを低下させることにより、いまだに心血管疾患を予防できると思っている人がいます。コレステロール悪玉説が様々な治療のガイドラインのベースになっているのですが、ちゃんとしたエビデンスはあるのでしょうか? 2004
臨床試験は製薬会社の思いのまま? 論文より自分を信じよう
インパクトファクターというものがあります。学術雑誌を対象として、その雑誌の影響度、引用された頻度を測る指標です。インパクトファクターが高い雑誌に載った論文の方が重要度が高かったり、影響力があったりすると考えられています。