新型コロナウイルスワクチンを繰り返し接種するとすい臓がん患者の命が縮む

新型コロナワクチンを何度も接種すると、免疫抑制系のIgG4が増加することが以前から言われていました。しかし、専門家たちや国は無視していました。IgG4の増加はがん免疫にも影響を与えるので、がんの増加や予後不良と関係している可能性があります。

今回の研究では、まさにその新型コロナワクチンの繰り返し接種とIgG4の増加、そしてがんの予後不良の証拠を報告しています。宮城県立がんセンター からの論文です。(プレプリントなので注意が必要です。)最近、コロナワクチンの有害性についての日本からの論文が多いですね。こんなに頻回にコロナのワクチンを接種したのは日本くらいなものだからでしょうか?

2018年1月から2023年11月までに宮城県立がんセンターで診断されたすい臓がん患者272人を対象としています。診断時にワクチン接種歴が判明していたのは223人で、総IgG抗体価およびIgG4抗体価は96人で測定されました。このうち、72人で生検または外科的切除、ならびにFoxp3の免疫組織化学検査が実施されました。Foxp3というのは特徴的なマーカーで、Foxp3陽性の細胞は、主に制御性T細胞(Treg)に関連する細胞群です。

では見てみましょう。(図は原文より)

上の図の(a)は年別の全生存期間です。。患者転帰は2020年までに毎年改善していましたが、2021年に悪化し始めました。(b)に示すように2022〜2023年の転帰(赤い線)は、2018〜2021年よりも有意に悪化しました。

(c)に示すように、ワクチン接種回数を0〜2回と3回以上(赤い線)の2群に分けたところ、3回以上の⽅が予後不良であることがわかりました。3回以上接種した患者の方がはるかに生存期間が短いですね。TNM因⼦、⼿術、化学療法について傾向スコアマッチングを⾏った後も、(d)のように同様の結果でした。これらの結果はコロナワクチン接種の繰り返しが予後不良因⼦であることを⽰唆しています。

ワクチンを3回以上接種すると、全体的な死亡リスクが4.08倍に増加しました。

上の図はIgG4レベルと生存期間についてです。(a)はワクチン接種歴とIgG4を測定したすい臓がん患者96人を対象としたものです。3回以上接種で予後不良は上で述べたものと同様です。生存期間の中央値は10.3か月(3回以上接種)対20.8か月(0~2回接種)で、3回以上群で半減です。(b)は、3回以上のワクチン接種を受けた患者における総IgG4レベルの増加を示しています。

特に上の図のように5回以上ワクチン接種したグループでIgG4レベルが有意に高いことが示されています。

(c)は、IgG4を48mg/dLで分けたときの比較です。IgG4レベルが高い患者グループ(赤い線)が、全生存期間が短いことが示されています。

上の図は繰り返しワクチン接種を受けた患者におけるIgG4とTregの関係を調査するため、外科的切除または内視鏡的⽣検を受けた96例中72例においてFoxp3の免疫組織化学染⾊を⾏った組織です。腫瘍細胞の周囲にFoxp3陽性細胞が観察されています。

全細胞数に占めるFoxp3陽性細胞の割合は、72例で平均8.3%であり、腫瘍細胞内または周囲に同定されたFoxp3陽性細胞の割合は、(e)に示すように3回以上のワクチン接種群および、(f)に示すようにIgG4レベルが⾼い群で有意に⾼くなりました。

上の図に示すように、総IgG4レベルは全生存期間が短いグループ(90⽇未満、赤)で有意に⾼くなりました。

上の図は総IgG4レベルの上昇がスパイク特異的IgG4によるものであることを確認するために、すい臓がん以外の悪性疾患と良性疾患を含めた集団での、総IgGおよびスパイク特異的
IgGを測定しました。(a)に示すようにスパイク特異的IgG1とIgG4はより多く検出されたましたが、IgG2とIgG3はより少なく検出されたました。
(b)に示すように、IgG4を含むスパイク特異的IgGレベルは、疾患の種類の間で有意差は認められませんでした。

(c)に示すように、スパイク特異的IgG4、IgG1、および総IgGレベルは、3回以上ワクチン接種を受けたグループで増加しました。総IgG4とスパイク特異的IgG4レベルは、すべての症例(
d)とすい臓がん患者(e)の両⽅で正の相関を⽰しました。

つまり、すい臓がん(もちろん他のがんでも)の患者は新型コロナのワクチンにより、命を縮められていた可能性があります。

新型コロナワクチンの繰り返し接種がTregやIgG4の増加を招くことはすでにかなり前にわかっていました。しかし、いまだに接種は続けられています。

日本癌治療学会,日本癌学会,日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とがん診療についてQ&A-患者さんと医療従事者向け ワクチン編 第2版-

でも、「前向きに検討しましょう。」と推奨の立場です。

国立がん研究センターのホームページでも、がん患者さんや、がんサバイバーは新型コロナワクチンを接種することが推奨されています。(ここ参照)

医療の進歩によりがんの予後が改善してきていたのに、新型コロナワクチンにより悪化した可能性があるのです。ワクチン接種をしないと治療を受けさせてもらえない病院もありました。とんでもないことです。日本人は実験用のマウスではありません。

国も各学会も何らかの説明が必要でしょう。

「Repeated COVID-19 Vaccination as a Poor Prognostic Factor in Pancreatic Cancer: A Retrospective, Single-Center Cohort Study」

「COVID-19ワクチンの繰り返し接種はすい臓がんの予後不良因子となる:後ろ向き単一施設コホート研究」(原文はここ

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