血圧は下げれば良いのでしょうか?以前の記事「日本も高血圧の目標値を下げる?」で書いたように、日本の高血圧の基準もどんどん下がってきています。高血圧の基準を下げれば下げるほど誰が得をするのか…? 以前の記事「高齢者の血圧を
カテゴリー: 病気
血糖値スパイクは認知症のリスクを増加させる
血糖値スパイクの有無を知りたい場合、フリースタイルリブレのように持続的なグルコース値を測定できるのは理想ですが、それができない場合、血糖値スパイクを起こしていることを推測することが可能です。1.5-AGというものの測定で
関節リウマチでスタチンを飲むと心血管イベントが減少するそうだ 0.8%だけど…
統計は非常に有用なものですが、それは使い方次第です。数字と言うのは非常に錯覚を起こしやすく、上手く使えば人を騙すことも可能です。 今回の研究は関節リウマチ患者にスタチン(アトルバスタチン40㎎)を使用した場合とプラセボを
アメリカ糖尿病学会のコンセンサスレポート その2 糖質はどれだけ摂るべきか?
以前の記事「アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!」で書いたように、アメリカの糖尿病学会は糖質制限の方向へ大きく舵を切ったように見えます。ただ、それはこれまで徐々に進めてきた動きです。2
アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!
先日アメリカ糖尿病学会が発表した栄養療法のコンセンサスレポートを読んで、びっくりしました。歴史的な瞬間かもしれません。アメリカ糖尿病学会の栄養療法のコンセンサスレポートの中で糖質制限を大きく推進する内容になったのです。(
食事での脂質摂取と心血管疾患のリスク
依然として、脂質摂取は体に悪いと思っている方が多いですが、様々な研究では食事での脂質摂取は心血管疾患と関連性を示していません。アテローム性動脈硬化症で、プラークにコレステロールが含まれるというだけで、コレステロールや脂質
40歳未満で2型糖尿病と診断された人は、心血管疾患、死亡の過剰なリスクに直面している
以前の記事「2型糖尿病も早期に診断されるほど死亡率が高くなる?」でも書いたように、糖尿病は早期診断早期治療で死亡率が低下するのではなく、通常の治療の場合、やはり早期に診断されると死亡率が高くなります。 それは以前の記事「
新しい神経障害性疼痛の薬タリージェ(ミロガバリン)の効果も怪しい
以前の記事「やっぱりリリカは効かない 副作用たっぷりの科学的根拠のない適応症」でも書きましたが、神経障害性疼痛という病名は非常に怪しい病名です。にもかかわらず新しい「末梢性神経障害性疼痛」に適応のある薬が発売されました。