エゼチミブ、商品名ゼチーアはLDLコレステロールが高い人に対して、スタチンと併用されたり、スタチンが飲めない場合の薬としてよく使われています。 スタチンはミトコンドリア毒性があり、ミトコンドリア障害を起こし、これが筋肉の
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2型糖尿病の寛解には薬ではなく糖質制限
一般的には糖尿病は進行性の病気で、薬剤による治療も必要で、そのうちどんどん薬が増えて、さらに悪化してしまえばインスリンの注射が必要になると思われているでしょう。また、一度なってしまうと一生の病気だとも思われているでしょう
糖質制限による極端なLDLコレステロール上昇
昨日2023年8月27日、北海道マラソンが行われました。いやー、暑かった!スタートの8時30分の時点で、気温29.2度、湿度78%、その後最高気温は30度を超えました。レース前日は35度以上になったことを考えると、少しは
認知症の新薬レカネマブは本当に大丈夫?
アルツハイマー病の新薬とされるレカネマブ(商品名レケンビ)が厚労省で承認されてしまいました。アルツハイマー病は脳内にアミロイドβという異常なたんぱく質がたまることが原因と考えられていましたが、これは原因ではなく結果でしょ
GLP-1受容体作動薬にSGLT2阻害薬を加えたら1年後どうなる?
GLP-1受容体作動薬のリラグルチドにSGLT2阻害薬のルセオグリフロジンを加えたら、どれほどの効果があるでしょうか? 今回の研究では、そんなことを日本人の2型糖尿病の人に52週間行いました。対象はリラグルチド単剤療法を
塩分の過剰摂取で血圧が上昇する人もいれば低下する人もいる
一般的には塩分の過剰摂取は血圧上昇、いわゆる食塩感受性高血圧と関連していると考えられています。しかし、塩分に対する反応は個人差があります。多くの人は変化なく、みんながみんな血圧が上昇するわけではありません。 逆に塩分過剰
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とめまい
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は副作用のオンパレードです。(オンパレードという表現が古臭いかな?) 以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は難聴を増加させる」では、PPIでは難聴が制酸薬のH2ブロッカーと比較すると何
動くのを止めればたった3日間で筋肉は低下する
人間のほとんどの臓器は勝手に働いてくれています。しかし、筋肉はじっとしていればほとんど動きません。人体のタンパク質などの構成成分は有限なので、働かないものは必要なしと判断し、どんどん減少します。 今回の研究では、たった3
PPI(プロトンポンプ阻害薬)による胃がんリスクの増加をどれだけの人が知っているであろうか?
日本内科学会雑誌 2023.1月号には「PPIの功罪」という特集が組まれました。その中でPPI(プロトンポンプ阻害薬)と胃がんに関連についても書かれています。そこには2017年の香港からの論文で、ヘリコバクターピロリの除
SGLT-2阻害薬に伴う急性膵炎と死亡リスク
糖尿病薬のSGLT-2阻害薬はいくつもの利点が強調されています。しかし完全に安全な薬は存在しません。アメリカのFDA とカナダ保健省は、SGLT-2阻害薬によって引き起こされる急性膵炎の危険信号の可能性を相次いで(201