痛風はインスリン抵抗性と関連していると考えられています。インスリン抵抗性をある程度改善すると思われる中等度の炭水化物制限とカロリー制限を痛風の人に適用するとどうなるのでしょうか? 糖尿病でない13人の男性(中央値50歳、
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アメリカで若い女性の急性心筋梗塞増加中!
アメリカではこの40年間の冠動脈疾患による死亡率は劇的に減少しています。1980~2000 年にかけて、冠動脈性心疾患による年齢調整死亡率は、男性では 10 万人当り 542.9 から 266.8 に、女性では 10 万
LDLコレステロール値が高い方が認知症になる可能性が低い
認知症はどんどん増加しています。私はアルツハイマー病は3型糖尿病だと考えています。血糖値やインスリン抵抗性の話とは別に、コレステロールとの関連の話題です。 脳は非常に多くのコレステロール含んでいます。全ての細胞膜の構成成
認知症になる前の14年間を追ってみると・・・
以前の記事「糖尿病発症の10年前からの変化」では、糖尿病の発症のかなり前から、わずかな変化が起きていることを示しました。今回は認知症です。 様々な因子が認知症のリスク増加と関連していると考えられています。認知症のある人の
動物園の動物も糖質過剰摂取
以前の記事「動物園のサルでさえ糖質過剰摂取が問題になっている」ではイギリスの動物園のサルが、果物を与えていたところ攻撃的になり、歯が腐り、糖尿病になってしまったことを書きました。これはイギリスだけで起こっていることではな
非常に低いLDLコレステロールは死亡率や心疾患リスク低下に関連していない
以前の記事「コレステロール値に一喜一憂しないために」「コレステロールを恐れ過ぎてはいけない LDLコレステロール値が低いほど死亡率が上がる!」などで書いたように、LDLコレステロールが高いほど死亡率が低下すると考えられて
糖質の多い食事は中性脂肪の増加をもたらす
2型糖尿病の食事療法ではいまだにカロリー制限であり、いわゆる「バランスの良い」食事を指導され、飽和脂肪酸は減らすことが推奨されると思います。しかし、このような古典栄養学が現在の糖尿病の患者が苦しむ元凶にもなっていることは
LDLコレステロール/アポリポタンパク質Bの比を考えてみよう
アポリポタンパク質B(apoB)はVLDLやLDLを構成しているものです。血中には通常VLDLはほとんど存在せず、LDLが圧倒的です。一つの粒子に1つのapoBということを考えると、LDLコレステロールとapoBの比を考
中性脂肪/HDLコレステロール比と酸化ストレス
メタボリックシンドロームなどでは慢性の炎症が認められることが少なくありません。また、抗酸化活性が低下しているとも言われています。メキシコ人のデータではありますが、中性脂肪値とHDLコレステロールの比が体内の炎症や抗酸化活
地中海式の食事は健康的か? エビデンスにだまされないように
地中海沿岸の国では、他のヨーロッパの国と比較して虚血性心疾患が少ないことから、地中海食が健康に良いのではと考えられ様々な研究がされています。その中での代表的な研究を見てみましょう。 エビデンスを非常に重要視されている方が