糖尿病に対する1年間の食事による生理的ケトーシスのパワー

以前の記事「中途半端な糖質制限では中途半端な結果になる」で緩い糖質制限である「ロカボ」の糖尿病に対する3年間の結果を書きました。もちろん全く効果がないわけではなかったのですが、非常に「緩い」効果しか得られませんでした。

Read More

中途半端な糖質制限では中途半端な結果になる その1

北里大の山田悟先生のところからの論文です。山田先生は以前から緩やかな糖質制限を推奨しています。いわゆる「ロカボ」です。 今回、2型糖尿病の患者さんに、3年間にわたり緩やかな糖質制限を行った結果を発表されています。1食の糖

Read More

HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その5

前回の「その4」で書いたように、apoCⅢを含むHDLは、HDLでありながら機能不全を起こし、心血管疾患のリスクを上げてしまうと思われます。つまり、質の悪いHDLなのです。だから、いくらHDLコレステロール値が高くても、

Read More

HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その4

通常はHDLコレステロール値が高い方が心血管系疾患のリスクが低いと考えられています。 HDLには様々な機能があります。内皮機能改善作用、抗酸化作用、抗炎症作用、コレステロール逆転送(輸送)作用などがあります。これら機能に

Read More

LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その5

前回の記事「その4」では、糖質過剰摂取によりミトコンドリアの機能障害が起こり、それによって内膜が肥厚するのではないかという仮説を書きました。 では、なぜ脂質が内膜に蓄積するのでしょうか?それを説明するのに、大きな海に出た

Read More

2018年3月の検査データ

久しぶりに血液の検査をしました。先日、江部先生がご自身のデータを公開されていたので(江部先生のデータはこちら)、私もいつもは検査していない甲状腺の機能も検査しました。そしたら、意外や意外の結果です。 甲状腺機能 TSH:

Read More

LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その4

前回の記事「その3」では内膜の肥厚がなぜ起こるのか、疑問を呈しました。これまでのアテローム性動脈硬化症の発生の仮説では、血管内皮が傷つき、LDLが入り込み、内膜でマクロファージに取り込まれ、それが泡沫細胞になりアテローム

Read More

糖質制限食 対 ちょっと糖質控えめ 12か月の戦い

2型糖尿病または前糖尿病の人を対象に、ちゃんと糖質制限をした場合とちょっとだけ糖質を控えた場合でどのような違いがあるかを調べた研究があります。 糖質制限群は1日糖質を20~50gに抑えるように指導されました。(最終的には

Read More