先日の報道で15~39歳の思春期・若年(AYA)世代のがん患者で、多くは女性が占めていることがわかりました。AYA世代の中で20~39歳の患者の約8割を女性が占めているのです。乳がんや子宮頸がんの増加が大きな原因と考えら
カテゴリー: がん
ケトン体は多発性嚢胞腎を救うかもしれない
多発性嚢胞腎は両側の腎臓に嚢胞が無数に生じる、遺伝性疾患です。嚢胞が徐々に大きくなり、進行性に腎機能が低下します。難病指定されていて、根本的治療法は無いとされています。多くの人は30~40代まで無症状です。 多発性嚢胞腎
OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)はかなり適当な検査
私が専門とする麻酔では、手術の時に体重を基準に薬の投与量を決めることがほとんどです。(もちろん年齢なども加味しますが) 抗がん剤でも体表面積で投与量が決められます。 しかし、普段の病気の治療薬では、大きな人も小さな人も同
乳がんに対するケトン食の効果
糖質はがんのエサです。しかし、通常の病院での食事は糖質過剰の食事です。糖質を抑える気はありません。それどころか元気を付けるために食べられるものは食べて良いというスタンスのことも多いでしょう。がんに対しケトン食なんて考えて
食料政策に大きな影響を与える闇の組織
「NewYorkTimes」の記事によると、闇の企業グループが世界の食料政策を形作っているようです。食品および飲料会社が資金を提供している組織は、砂糖入りの食品や加工食品の規制と密かに戦っています。(原文の記事はここ)
アメリカのジェネリック医薬品の恐るべき実態
先日アメリカのジェネリック医薬品についてのコメントをいただきました。ありがとうございました。 インド製ジェネリック薬品の恐るべき実態 FROM INDIA WITH LIES News Week 2019年9月5日 (実
PPI(プロトンポンプ阻害薬)はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高める
先日の記事「糖尿病はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高めるかもしれない」では、ピロリ菌を除菌した後も、糖尿病がある人では、胃がんのリスクが高くなることを書きました。つまり、ピロリ菌だけ考えてもダメだということです。恐らく
糖尿病はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高めるかもしれない
本日胃カメラの検査を行ってきました。何度やっても私には辛い検査です。特に何も所見がなく安心しました。胃カメラの検査は昔は当然口から内視鏡を入れていたのですが、かなり前から鼻から細い内視鏡を入れることができ、非常に検査が楽
医師なら肥満患者に「太っている」ことを指摘すべき?
太っていることや痩せていることは健康であれば個性の範疇ですが、病気になってしまった場合、その病気によっては太っていることや痩せていることは病態の一部です。だから、病院を受診した肥満の患者に対して「太っている」と指摘するこ
白血病も糖質過剰症候群である その2
以前の記事「白血病も糖質過剰症候群である」で書いたように、血液のがんである白血病やリンパ腫にIGF-1が大きく関わっています。つまり、白血病も糖質過剰症候群だと考えています。 白血病は糖質過剰症候群の代表的な病態である肥