最近は血液を固まりにくくする抗凝固薬を飲んでいる人が多いですね。以前はワーファリンしかなかったのですが、現在はリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、アピキサバン(商品名エリキュース)、ダビガトラン(商品名プラザキサ)、
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オメガ3のEPA製剤、サプリは心房細動のリスクを上げる
必須脂肪酸の中のオメガ3脂肪酸は健康的だと思われています。もちろん私も健康的だとは思いますが、それを薬のEPA製剤やサプリで摂ることには懐疑的です。 ご存じの方も多いと思いますが、以前の記事「心血管リスクの高い人はオメガ
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は子供のうつや不安を増加させる
以前の記事「不安やうつ病と胃食道逆流症(逆流性食道炎)との関連性」で書いたように、不安やうつ病と胃食道逆流症には関連性がありますが、胃食道逆流症があるからといって、PPI(プロトンポンプ阻害薬)を使用すると、余計にうつや
SGLT-2阻害薬の化けの皮が剝がれかけてきた?
糖尿病薬のSGLT-2阻害薬は、様々な利益があるような、多くの研究が出てきています。一時期のスタチンのように思えてなりません。所詮薬は薬。副作用がないわけではありません。そして、この薬の利益を示すほとんどの研究は製薬会社
ケトン食は生殖年齢の過体重や肥満の女性の月経の問題を改善する
過体重および肥満の女性はインスリン抵抗性が増加し、性別特異的な内分泌障害(多嚢胞性卵巣症候群など)、月経不順、無月経、不妊症を発症する傾向が高まります。それでは、ケトン食やケトン体サプリでは月経の問題は改善するのでしょう
GLP-1受容体作動薬による1年間の体重減少効果
セマグルチド(商品名オゼンピック、リベルサス、ウゴービ)やリラグルチド(商品名ビクトーザ)というGLP-1受容体作動薬は体重減少効果があります。では1年間でどれほどの減量が期待できるでしょうか? 今秋の研究では、肥満(B
肝機能検査のALT(GPT)が少し上がったときの糖尿病リスク
肝機能検査の項目でALT(GPT)があります。これは一般的に逸脱酵素と言われていて、ALTは肝臓に最も多く分布しており、AST(GOT)と同様に肝臓に障害があると、血液中に漏れ出してきます。 今回の研究では、ALTの値に
サプリで血清葉酸値はどれくらい変化する?
葉酸は必要ですが、先日の記事「妊娠中の母体血清葉酸値と胎児の先天性心疾患」で書いたように、血中の葉酸値が高くなりすぎることも問題です。 血中の葉酸値は野菜やサプリなどを積極的に摂ると、どれほど上昇するのでしょうか? 今回
スタチンなんか飲んでもレムナントコレステロールが高いと心血管疾患のリスクは増加する
スタチンはLDLコレステロールを低下させますが、スタチンの恩恵を受けられる人はほんのわずかです。(実際には恩恵などないかもしれませんが)恩恵を受けられず、スタチンを飲んでいたにもかかわらず、心血管疾患を発症してしまう人も
妊娠中の母体血清葉酸値と胎児の先天性心疾患
妊娠中の十分な葉酸摂取は、胎児の神経管閉鎖障害の発症を予防、リスク低下するために必要です。葉酸は確かに神経管閉鎖障害を発症させるリスクを低下させるようですが、その10倍も多い先天性心疾患との関連はどうでしょうか? 今回の