以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」「耳たぶの斜めの線と脳血管障害」では冠動脈疾患や脳血管障害と耳たぶの斜めの線との関連について書きました。今回は認知症との関連です。 今回の研究では、認知障害の471人と認知機能正常
カテゴリー: 認知症
アルツハイマー病に対するケトン食の効果
認知症は3型糖尿病とも考えられています。つまり糖質過剰症候群の一つです。アルツハイマー病の脳ではインスリン抵抗性があり、グルコースの代謝が20~25%不足しているそうです。代わりのエネルギーが必要です。 その代わりのエネ
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は老人のせん妄のリスク因子
高齢者は入院をするとせん妄という、一時的な意識障害、認知機能障害を起こすことが珍しくありません。以前の記事「高血糖や糖尿病はせん妄のリスクを高くする」で書いたように、高血糖や糖尿病はせん妄のリスクを高めると思います。 そ
世界の死因トップ10
新型コロナウイルスの検査で陽性になった人による世界の死者数は約1年で180万人です。もちろん検査が陽性であっても、実際の死因は別にあることも多いので、実際の死者数はもっと少ないでしょう。過剰にカウントされてしまっています
軽度認知障害(MCI)にはケトン体を、そうなる前に糖質制限を
認知症は世界的に増加しています。認知症の前段階と考えられている軽度認知障害(MCI)から認知症に移行するのは年10%程度と考えられています。 厚労省の以前の「認知症予防・支援マニュアル」では次のように書かれています。 「
高血糖や糖尿病はせん妄のリスクを高くする
高齢者は入院したり、手術を受けた後に、せん妄という、一時的な意識障害、認知機能障害を起こすことが珍しくありません。 環境の変化、入院というストレス、睡眠の状態、薬によるもの、手術後であれば麻酔薬の影響など様々な要因が考え
睡眠時間が長いと死亡率が高くなる
以前の記事「睡眠時間と死亡率および認知症 久山町研究から」で書いたように、睡眠時間は短くても長くても死亡率が上がるようです。さらに、睡眠薬を使用している人でも死亡のリスクは上がるようです。睡眠というのはあまり意識していな
ケトン体が脳ネットワークの不安定性を低下させる
脳領域間の機能的コミュニケーションは年齢とともに不安定になると考えられています。その不安定化は認知機能低下と相関し、インスリン抵抗性とともに加速することが示唆されています。 今回の研究では、食事から摂取するエネルギーの違
サッカーのヘディング禁止
様々な国ではサッカーでのヘディングを子供たちに禁止していたり、しようとしています。すでにアメリカは10歳以下の選手のヘディングを禁止しているそうです。(この記事参照) イギリスでもガイドラインが発表されたようです。 小学
糖質制限の情報は何を信じたら良いの?
先日、コメントをいただきました。ありがとうございました。 そのコメントの中で示された記事の内容は、私にはさっぱり意味が分かりません。結局糖質制限を推奨しているのか、反対派なのか?(私の読解力が無いのが原因でしょうけど)