新型コロナウイルスは中国の人工ウイルス?

新型コロナウイルス拡大で様々な施設が様々な対策を行っています。先日、ある施設に入ったところ、入口で検温がありました。非接触型の体温計で、おでこに「ピッ」とされました。その体温は「35.7度」でした!意味なし。非接触型の体温計は表面温度を測定していると考えられますが、外の外気に当たってきた人にすぐ体温を測定しても、外気の影響が非常に大きく正確な体温は測定できないでしょう。私の平熱は36.7度程度です。平熱よりも1度も低い体温で、ガクッとしました。体温だけでも新型コロナを食い止められないのに、まして精度の低い機器を使ったところで、「やりました」というアリバイ作りのように思えてなりませんでした。

ところで一時期、新型コロナウイルスは人工的に作られたウイルスだと騒がれました。生物兵器説も出ていましたが、その後Lancetにも「新型ウイルスは動物由来、恐らくはコウモリによるもの」だという研究結果(論文はここ)が発表され、自然発生説が優勢となっていたと思われます。

ここ最近トランプ大統領が「新型ウイルスがこの研究所から流出したものだという未確認情報について調査する」と言っています。(ここ参照)

しかし、ここにきて、エイズウイルスHIVを発見してノーベル賞を受賞したフランスのウイルス学者リュック・モンタニエ氏の発言が大きな注目を浴びています。(記事はここ

この記事の要旨は次の通りです。

・新型コロナウイルスは中国の武漢にある研究所から誤って放出された人工的に操作されたウイルスである。

・中国の研究者たちは、エイズワクチンの開発にコロナウイルスを使用したと言われている。HIVのRNAの断片は、新型コロナウイルスのゲノムで発見されたと考えられている。

・この先生の同僚である生物数学者のJean-Claude Perezと一緒に、このRNAウイルスのゲノムを細部にまで掘り下げ分析した。

・インドの研究者は、このコロナウイルスゲノムにHIVウイルスの配列が含まれていることを示す分析の結果を公開しようとした。しかし、主流派からの圧力が大きすぎたため、調査結果を取り下げることを余儀なくされた。(実際に取り下げられた論文はここ

・HIV配列をこのゲノムに挿入するためには、分子ツールが必要であり、それは実験室でのみ行うことができる。(つまり新型コロナウイルスは人工的に作られたウイルスである。)

・この先生によると、このウイルスの変更された要素は人から人へ拡散することで排除される。

・自然は分子の人工的な改変を受け入れず、これらの不自然な変化を排除し、何もしなくても状況は良くなる、つまりパンデミックは終息する。

・しかしそれは残念ながら多く人が死んでしまった後である。

新型コロナウイルスはT細胞にも感染してリンパ球減少症を引き起こす可能性があると考えられています。(この論文参照)T細胞は体内への侵入者を特定して排除する上で中心的な役割を果たします。エイズのウイルスとの類似点が認められます。

また、ウイルス感染の制御に必要な細胞傷害性Tリンパ球(CTL)やナチュラルキラー(NK)細胞などのリンパ球が機能的に消耗してしまい、初期段階で抗ウイルス免疫を破壊する可能性があると考えられています。(この論文参照)リンパ球数は軽症症例よりも重症症例で有意に低く、T細胞もNK細胞も重症の人で著しく減少していました。

つまり、新型コロナウイルスは、やはり以前言われていたようにエイズウイルスの側面を持っている可能性があります。そして免疫系を低下させてしまう可能性もあります。もともと免疫力の弱い高齢者や糖尿病などの基礎疾患のある人では、さらに免疫低下を示し、重症化するのかもしれません。

また、以前の記事「新型コロナウイルスと抗体検査 その1」「その2」で書いたように、抗体レベルが予想以上に低い人が少なからずいます。そしてまだ抗体陽性率は数%~10数%でしかありません。集団免疫にはかなりの割合の人が抗体を持たなければなりませんが、まだまだの感じです。もしかしたら、このウイルスはT細胞が減少しているために抗体産生が著しく少ない人もいる可能性もあります。つまり、集団免疫は夢物語であり、起こらない可能性すらあり、何度も感染する可能性もあります。

しかし、最近起きたアメリカ軍の空母も集団感染では、なんとPCR検査陽性者600人以上の船員の約60%が無症状だったと言われています。(ここ参照)1人の死亡、その他5人の入院はありましたが、たったそれだけなのです。つまり、新型のウイルスはエイズウイルスの側面は持ちながらも、エイズほど毒性はなく、余程免疫力が低くない限りは重症化しないのではないかと思います。

リュック・モンタニエ氏の発言が正しいかどうかはわかりませんが、様々な状況、症状、研究を見ると納得できます。エイズウイルスの発見者の発言なので、普通の研究者が発する言葉よりは重みが違います。

まだまだ不明点が多いウイルスですね。

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コメント

  1. もち より:

    こんにちは。いつも興味深く拝見させていただいております。
    職場ではフロアごとに非接触体温計が用意されており、37.5度以上あるとアラートが鳴ります。そして強制早退となります。この記事を読んだ後に思い出して計ってみました。
    37.5~37.9度が3連続で出ました。強制早退した後、自宅で脇の下用の予測体温計で1分3回、水銀計で10分3回、どれも36.8~37.2度で平熱そのものでした。
    がっくりです_| ̄|○

    • Dr.Shimizu より:

      もちさん、コメントありがとうございます。

      体温計の精度は、体温を根拠に何かをするのであれば非常に重要視されなければならないのに、あまり気にしていませんよね?
      しかし、非接触型で高めに出ているのであれば、少し注意が必要かもしれませんね。

  2. まーさん より:

    HIVのゲノムが組み込まれているなら納得です。
    T細胞がやられてしまっては免疫不全になり死に至るのも当然ですね。
    ワクチンが開発されればおそらく人はそれに殺到すると思いますが、感染しても無自覚で既に抗体を持っている人も多く、例えば子宮頸がんワクチンのようにとても危険な行為のような気がしますが、考えすぎでしょうか?

    • Dr.Shimizu より:

      まーさん、コメントありがとうございます。

      HIVが組み込まれた人工ウイルスだというのは否定的な意見が多いです。何とも言えませんが。
      しかし、T細胞を低下させるという研究はいくつもあるので、もしかしたら?というところです。