結腸がん患者における未加工の赤肉とがん再発および死亡のリスク

ロシアがウクライナに侵攻し、心が穏やかではありません。どうして人間はずっと同じ過ちを繰り返すのでしょう。戦争反対です。日本も明日は我が身です。サイコパスに国を任せたらこのようになってしまいます。

力、お金が支配する世界がこれからも拡大し、続いていくのでしょうか?

医療の世界も一部のビッグファーマがお金にものを言わせて、大きな力を持ってしまいました。多くの人は健康は薬で取り戻せるような幻想を見させられています。年齢を重ねるごとに老化して、薬はどうしても必要になると思わされてきました。自分が食べるものによって、健康にもなるし、病気にもなるし、様々な症状が現れるという基本的なことを多くの人が忘れてしまっています。なぜこんなにも多くの人が無防備に薬を飲むことを受け入れるのか非常に疑問です。

さて、赤肉とがんとの関連はずっと議論の的になっています。私は全く関係がないと思っています。関係がないというよりも、人間が赤肉を食べて進化してきたことを考えれば、最も健康的な食べ物の一つだと思っています。

赤肉とがんとの関連の研究は、どうしても介入した研究が行われず、食事アンケートを利用した質の低いデータを使用して分析が行われてしまっています。

最近の研究でも、赤肉とがんとの関連を指摘しています。(この論文参照)

472,377人を平均して11.4年追跡して、通常の肉食者(週に5回以上、加工品、赤身の肉(牛肉、豚肉、子羊肉)、鶏肉を摂取)、低肉食者(週5回以下)、魚食者、菜食主義者とがんとの関連を分析したものです。もちろん食事のデータは食事アンケートで、最初に1回だけです。

通常の肉食者と比較して、すべてのがんのリスクは低肉食者で0.98、魚食者で0.90、ベジタリアンで0.86でした。低肉食者は通常の肉食者よりも結腸直腸癌のリスクが0.91倍でした。

このようなデータをそのまま信じれば肉は健康に良くないと思ってしまうでしょう。

次に、このような研究もあります。すでに結腸がんの1,011人の患者を対象に赤肉とがんの再発や死亡率を分析しています。ただこれも食事アンケートによるものです。アンケートは基本的に2回です。追跡期間の中央値は6.6年です。(図は原文より)

上の図は、未加工の赤肉および加工肉のがん診断後の摂取による、ステージIIIの結腸癌を有する患者における、がんの再発または全死亡率です。上側が未加工の赤肉、下側が加工肉についてです。未加工の赤肉の摂取量によって4つに分けています。赤肉摂取量が最も少ないグループと比較して、最も多いグループでは再発リスクは、多くの調整をしたモデル2を見ると、0.53倍になっています。死亡率も0.48倍です。

ただ、モデル3は総炭水化物摂取量を調整したもので、赤肉とがん再発、死亡との関連はなくなりました。そうすると、赤肉ではなく、炭水化物(糖質および食物繊維)がカギを握っているように見えます。

加工肉に場合、その摂取量とがんの再発および死亡率に関連は認められませんでした。

このように全く真逆の結果を示す研究が多数あります。食事アンケートによる研究は、ほとんどあてにならないでしょう。しかし、悪い結果が出れば、それを根拠に、その食材の摂取を少なくした方が良いと言い出すいわゆる専門家もいるでしょう。

人間の生理学、メカニズムを考えれば、がんと関連している、がんの原因は糖質だと思います。がんは糖質過剰症候群です。

 

「Associations Between Unprocessed Red Meat and Processed Meat With Risk of Recurrence and Mortality in Patients With Stage III Colon Cancer」

「III期の結腸癌患者における未加工の赤肉および加工肉と再発および死亡のリスクとの関連」(原文はここ

One thought on “結腸がん患者における未加工の赤肉とがん再発および死亡のリスク

  1. 様々な実験データをその信憑性の検証も
    行わず、只々自分の都合の良い解釈を流布
    する自称専門家と、
    あまり身勝手なプーチンが重なります。
    成程、サイコパスなんでしょうね。
    余談ですが
    NIKEズームフライ4、値引きされていた為
    思わず購入してしまいました。

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