新型コロナウイルスの感染拡大が起きたときにこれまでは言われてこなかった、基礎疾患という言葉が何度も耳にするようになりました。基礎疾患は主にその人が持っている、慢性疾患のことです。しかし、病院に受診していなければ基礎疾患として診断されていません。高血圧と診断されていない血圧の高い人はいっぱいいますし、糖尿病と診断されていない食後の血糖値スパイクを起こしている人はいっぱいます。
だから、基礎疾患の有無でワクチン接種をより接種すべきかどうかを判断するなんてナンセンスです。
2023年1月では恐らく最大の死亡者数を数えるでしょう。その原因の精査もしないうちに、厚労省は新型コロナウイルスのワクチン接種について、2023年度のスケジュールを決め、5月8日に高齢者や基礎疾患のある人を対象としたオミクロン型対応ワクチンの2回目接種を始める予定です。(この記事参照)
誰にとっても無意味どころか危険なワクチンであるので、即時中止が必要ですが、基礎疾患という観点から言えば、基礎疾患がある方がよりワクチンの副作用、特に血栓が起きやすいと思います。
今回の研究は、2型糖尿病のワクチンの安全性に関するリアルワールドのデータの分析です。2型糖尿病患者 6,829人と健常対照者20,487人のデータを8つの重度有害事象について分析しました。(図は原文より)
BP:ベル麻痺、 DVT:深部静脈血栓症、LAD:リンパ節腫脹、PE:肺塞栓症、IS:虚血性脳卒中、 TP:血小板減少症、EME:脳炎 脊髄炎 脳脊髄炎、CVST:脳静脈洞血栓症。です。
8つ全ての副作用が起こる可能性は2型糖尿病で高くなり、ベル麻痺では3.74倍、致命的になり得る虚血性脳卒中も2.69倍、肺塞栓症も1.83倍などとなっています。脳脊髄炎と脳静脈洞血栓症は数が少なすぎて、評価ができませんが、少ないデータから考えるとこれらも起きる可能性が大きく高まっています。つまり、基礎疾患である糖尿病がある人はワクチン接種は非常にリスクが高いのです。それなのに、基礎疾患があるからワクチン接種が強く推奨されるなんておかしいでしょう。
2型糖尿病でなくても、高血糖や高インスリン血症の人はただでさえ血液が固まり易くなっていて、血栓を作りやすい状態です。そこにさらに追い打ちをかけるように新型コロナのワクチンを接種すれば、様々な副作用が起きるのは当然でしょう。
新型コロナワクチンは即時中止です。
「Safety of COVID-19 Vaccines among Patients with Type 2 Diabetes Mellitus: Real-World Data Analysis」
「2型糖尿病患者におけるCOVID-19ワクチンの安全性:リアルワールドデータ分析」(原文はここ)