新型コロナワクチンによるスパイクタンパクは大量に長期に渡り体中を駆け巡っている

新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まるころ、ワクチン接種でできたスパイクタンパクはすぐに体から消え、抗体だけが残ると聞いた覚えはありませんか？

でも、事実はそうではありません。今回の研究では、アメリカの小児病院に心筋炎で入院し、新型コロナワクチン接種後に心筋トロポニン T の上昇を伴う胸痛を呈した 16 人の患者から血液を採取しました。（図は原文より）

上の図のAはワクチン接種されたコントロールおよび心筋炎の血漿で測定された遊離および総S1 およびスパイクタンパクです。コントロールでは抗体と結合していない遊離スパイクタンパクはほとんど認められませんが、心筋炎の血漿では抗体に結合していない全長スパイクタンパクがかなり認められます。平均で約34pg/mLでした。

図のBは、ワクチン接種後の日数と検出されたスパイクタンパクについてです。何人かの心筋炎では20日を過ぎてもスパイクタンパクが血中に漂っているのです。

34pg/mLってよくわかりません。全長スパイクタンパクの分子量は約150kDaとか180kDaとか言われていますが、細かいことは私にはわかりません。

150 キロドルトン [kDa]= 2.490 808 381 5×10^-19 グラム [g]

180 キロドルトン [kDa]= 2.988 970 057 8×10^-19 グラム [g]

です。（計算はここ）

60kgの体重だと血漿量はその約5％で、3000mlです。34pg/ml×3000ml ＝102,000pg＝102×10^-9g

なので、150～180kDaで割ると、3400～4000億個のスパイクタンパク質が存在することになります。

他の研究では、腋窩リンパ節生検で、新型コロナワクチンの2回目の投与から60日後まで、ワクチンのｍRNAとスパイクタンパクが依然として存在していたことを示しているものもあります。（ここ参照）この研究ではワクチン接種後の最初の数日で血漿中に発見されたスパイクタンパクは平均47pg/mLでしたので、5000億個前後、血中に存在したことになります。

また、スパイクタンパクを含む循環エキソソームは、ワクチン接種後14日目にも発見され、ブースター投与後に増加し、最大4か月間持続したしたという研究もあります。（ここ参照）。この小胞は、免疫応答を刺激することが示唆されていますが、まだはっきりしたことはわかっていないでしょう。

スパイクタンパクの受容体はさまざまな組織や器官で発現しているため、このタンパク質は、単純な「抗原」というのを明らかに超えた影響を与える可能性は十分に高いでしょう。血中のスパイクタンパクが血小板を活性化して血栓を作る可能性もあります。

さらに動物実験では、スパイクタンパクが血液脳関門も通過する可能性があることを示しており、神経学的症状を起こす可能性があると考えられます。実際に、スパイクタンパクは、3回目のワクチン接種を受けてから3週間後に死亡した患者の脳と心臓の血管壁で検出されたのです。（ここ参照）

さらに実験的にはファイザーのワクチンでmRNAがヒトの肝細胞に急速に侵入した後、数時間以内にDNAへの「逆転写」が起きました。（ここ参照）ワクチンのmRNA から逆転写されたDNAが細胞ゲノムに組み込まれているかどうかはまだ証明されていませんが、遺伝毒性の副作用の可能性さえあります。DNAに逆転写される場合、スパイクタンパクの合成は長期間持続する可能性があります。

でも、もしかしたら、mRNAだけでなくDNAがワクチンに混入しているかもしれないという記事まで存在します。（ここ参照）そうだとしたらワクチン接種を受けた人の血液中に、接種後数週間または数か月にわたって持続的に認められるスパイクタンパクを説明できるでしょう。

新型コロナワクチンは最初からウソばかりです。そんなものを認めた国も国です。即時中止を。そして詳細な調査を。

「Circulating Spike Protein Detected in Post-COVID-19 mRNA Vaccine Myocarditis」

「COVID-19mRNAワクチン後の心筋炎で検出された循環スパイクタンパク質」（原文はここ）