高い安静時心拍数は心臓の危険因子

現在では自分の腕の動脈がどこにあるかがわからなくても、様々なデバイスで自分の心拍数を簡単にわかるようになりました。

自分の安静時の心拍数は非常に重要でしょう。(「心血管危険因子の数と安静時心拍数との関連」「安静時心拍数はがん死亡率と関連する」など参照)特に心血管疾患の危険因子として安静時心拍数は重要です。

心血管疾患のない5070人で調べたところ、心血管疾患および冠動脈死亡率は安静時心拍数とともに漸進的に増加しました。下の図は36年間の追跡調査に参加した男性の心不全イベントおよび心臓突然死の2年間での1000人当たりの数です。(図は原文より)

図のように、明らかに安静時心拍数の増加は心不全や心臓突然死を増加させます。

安静時心拍数が60を超えるようだと少し注意が必要でしょう。80を超えると危険領域です。糖質制限をして、運動をして、心臓の健康を保ちましょう。

 

「High heart rate: a cardiovascular risk factor?」

「高い心拍数: 心血管の危険因子?」(原文はここ

3 thoughts on “高い安静時心拍数は心臓の危険因子

  1. 生きてる間は思い通りに動きたいし、認知機能も保ちたいです。
    糖質制限と運動の継続は最優先事項ですね。

  2. こんにちは。
    私は幼少期から安静時心拍数はいつも 75~85/minくらいです。
    定期的な運動と、近年はスーパー糖質制限(6年目)も続けていますが、どうやっても下がらないので諦めてます。心臓が小さいのかもw

    1. Caesiusさん、コメントありがとうございます。

      幼少期の心拍数は私は覚えていませんが、子供は大人よりも心拍数が高いのが普通です。
      幼稚園児で75~85/minであれば逆に心拍数が少ない方でしょう。

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