栄養、食事の研究は非常に難しいものがあります。それはどうしても正確なデータが得られにくいからです。以前の記事「糖質を制限すると寿命が縮まる? 冗談のような研究」でも書いたように、多くの食事に関するデータは質問票を使ったア
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糖質制限
糖質制限は腎機能に有益?有害?
糖質制限をすると、タンパク質の摂取量が増加します。タンパク質の増加は腎機能に悪影響を及ぼすのではないかと心配する人もいます。 厚労省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、次のように書かれています。 3─1.耐容
糖尿病薬のSGLT2阻害剤による悲惨な副作用
米食品医薬品局(FDA)は8月29日、糖尿病薬であるSGLT2阻害薬のまれではありますが重篤な性器感染症について警告を出しました。(警告文はここ) 非常に悲惨な副作用で壊疽性筋膜炎(フルニエ壊疽)と言います。死亡率は約1
たった40時間の停電だけでもかなり不自由でした
今回の地震で、自宅は約40時間の停電となりました。しかし、水も出ました。寝る場所(自宅)もあります。だから被災したとは全く思っていません。今回の震源地に近い方たちや東日本大震災とは比べ物にならないです。また、その前の日に
認知症の薬、フランスではすでに保険適応外
日本では現在も認知症に対し、大量の認知症の薬が使われています。しかし、フランスではすでに保険適応の薬から外してしまいました。有害な副作用が多く、その割に効果が大したことないという判断でしょう。 アルツハイマー病治療薬・フ
糖尿病とグリコカリックス
糖尿病は血管合併症のリスクが非常に高くなります。網膜症や腎症などの微小血管合併症、大血管合併症は糖尿病患者における死亡率に大きく関与しています。血管障害の早期の徴候は、血管透過性の増加であり、これは最終的には後に微量アル
高血糖は血管内皮細胞の機能不全を起こし、血管の拡張を妨げる
血流が増大すると血管拡張物質である一酸化窒素(NO)が血管内皮より放出され、血管は拡張します。FMD(血流依存性血管拡張反応)検査ではどれくらい血管が拡張したかを計測します。血管内皮機能が低下しているとNOの産生が少なく
北海道マラソン2018 試練と復活のサブ4
今年も北海道マラソンが終わりました。スタート時ちょっと不手際があり、スタートの号砲がなったのに、それぞれのゾーンを仕切るロープが張られたままで、ちょっと危険な感じがありました。 まあ、そんなことは置いといて、台風が北海道
太った人と痩せた人の高糖質低脂肪の食事をした後の代謝の違い
太った人とやせた人では同じ食事をしても代謝が違うようです。人間のホルモン分泌や代謝のシグナルは炭水化物(糖質)を摂取すると、その炭水化物を利用するためにエネルギーにする(酸化する)、貯蔵することを優先して調整されています