卵は本当にコレステロール値を増加させて、心血管疾患のリスクとなるのでしょうか?最近の、6大陸、50カ国にまたがる約17万7000人を対象とした3つの調査を統合的に分析した研究でも、卵の摂取量と心血管疾患の発症率や死亡率に
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リポタンパク質のLDLにはインスリン様作用があるかもしれない
リポタンパク質のLDLはLDL受容体にくっ付いて細胞内に取り込まれます。一方インスリンもインスリン受容体にくっ付いて作用を示します。LDLは脂質の代謝に関連し、インスリンは糖質の代謝に関連しますが、インスリンは脂質の代謝
インスリン抵抗性は骨代謝回転を抑制する
骨密度は骨折の強力な予測因子です。病院では、高齢者の骨密度を測定し、その結果で薬を投与して骨密度を増加させることをしています。しかし、2型糖尿病では、骨密度が増加するのに、骨折率は高くなります。つまり、当然ですが骨密度だ
インスリンとスルホニルウレアは心血管イベントを増加させる
アメリカでは糖尿病の第1選択薬はメトホルミンです。 第2選択の糖尿病薬の開始による心血管イベントの発生はどのようになるのでしょうか? DPP-4阻害薬(ジャヌビア、エクア、ネシーナなど)、GLP-1受容体作動薬(ビクトー
アルコールとインスリン抵抗性
お酒は適量であれば健康に良いと考えられています。糖質制限をしても、お酒の種類を選べばアルコールはOKだとされていますが、やはり飲み過ぎは良くない可能性が高いと思います。 この研究では、2型糖尿病、インスリン分泌障害または
エネルギー消費量は食事で変わる
エネルギー消費量は体重と共に増減すると考えられています。1日のエネルギー消費量の推定値は基礎代謝量に身体活動レベルをかけて計算するのですが、この基礎代謝量は体重がもとになります。体重が減少すると、それ以上の体重減少を防ご
子供や若者であっても食事を間違えれば小さな危険なLDLが多くなる
以前の記事「アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その1」「その2」などで書いたように、アテローム性動脈硬化症は子供の頃から始まっています。子供の食育は親の問題です。食事が間違っていて肥満になったり、インス
ケトランはカーボローディングならぬTGローディング
以前の記事「筋肉内の脂肪の量とインスリン抵抗性」で筋肉内には脂肪が存在していて筋肉内の脂肪がインスリン抵抗性を起こしている原因の一つとというよりも、その脂肪を酸化する能力の方が関連しており、重要であると思われるということ
筋肉内の脂肪の量とインスリン抵抗性
最近では筋肉内の過剰な脂肪の蓄積は、肥満や2型糖尿病のインスリン抵抗性に関連していると考えられています。痩せた人や糖尿病の無い人と比較すると、肥満や2型糖尿病の人では筋肉内の脂肪の量が増加しています。 インスリン抵抗性で
緑内障は糖質制限をすべきである その1
緑内障は世界中で失明の大きな原因のひとつです。(これ以降は緑内障というのは原発性開放隅角緑内障のことです。)40歳以上の日本人における緑内障有病率は5~6%といわれております。加齢による進行と眼圧の上昇は大きなリスクです