アメリカでは、1990年~2010年頃まで、それまでに糖尿病の合併症としての急性心筋梗塞、脳卒中、下肢の切断、高血糖による死亡など順調に低下していたように見えます。しかし、その後はどうでしょうか?(図は原文より) 上の図
投稿者: Dr.Shimizu
オメガ3サプリメントの品質は怪しい
健康に良い脂肪酸として、オメガ3多価不飽和脂肪酸が良く知られています。魚などに多く含まれていますが、中にはサプリメントで摂っている人もいるかもしれません。 今回の研究ではそのオメガ3サプリの品質ついて評価したものです。日
食事での脂質摂取と心血管疾患のリスク
依然として、脂質摂取は体に悪いと思っている方が多いですが、様々な研究では食事での脂質摂取は心血管疾患と関連性を示していません。アテローム性動脈硬化症で、プラークにコレステロールが含まれるというだけで、コレステロールや脂質
40歳未満で2型糖尿病と診断された人は、心血管疾患、死亡の過剰なリスクに直面している
以前の記事「2型糖尿病も早期に診断されるほど死亡率が高くなる?」でも書いたように、糖尿病は早期診断早期治療で死亡率が低下するのではなく、通常の治療の場合、やはり早期に診断されると死亡率が高くなります。 それは以前の記事「
第32回伊達ハーフマラソンに参加しました
北海道の春を告げる伊達ハーフマラソン。昨年は出場できませんでしたが、今年は参加しました。 今年は寒い日が多く、昨日までの予想でも比較的気温が低い予想でしたが、当日は良く晴れて、気温も上がりました。13~14度ぐらいですが
第1報 奮闘中です!
待ちに待った出版第2弾の初校ゲラが届きました。いよいよという感じです。 私としては300ページを超えるので、超大作(?)だと思っています。日々細かい字を読みながら、間違いなどを探す作業で、目が疲れ、肩こりがしています。
新しい神経障害性疼痛の薬タリージェ(ミロガバリン)の効果も怪しい
以前の記事「やっぱりリリカは効かない 副作用たっぷりの科学的根拠のない適応症」でも書きましたが、神経障害性疼痛という病名は非常に怪しい病名です。にもかかわらず新しい「末梢性神経障害性疼痛」に適応のある薬が発売されました。
ビタミンDは良い効果をもたらすか? その3 大量投与がもたらす害
以前の記事「その1」では、ビタミンD不足は認知症のリスクを高くすることを書き、「その2」では逆にあまりにも大量のビタミンDを摂取すると逆効果になる可能性を書きました。ビタミンDの大量投与は認知機能低下以外に、反応速度が遅
シュガーラッシュはウソ? 糖質は気分を低下させるかもしれない
「シュガーラッシュ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 「シュガーラッシュ」というのは「糖質の過剰摂取により一時的にハイな気分になること」という意味で使われます。 最近映画の題名でも使われていました。 今回の研究で
糖質制限は睡眠を改善する
肥満や糖尿病では睡眠の中途覚醒や睡眠障害が頻繁に認められると言われています。私自身も太っていた時と比較して、糖質制限をして痩せた後の方が格段に睡眠の質が向上したと思っています。 痩せることにより、気道の脂肪も少なくなり、