以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」「その4」「その5」の続きです。 家族性高コレステロール血症(FH)ではLDLコレステロール
投稿者: Dr.Shimizu
冠動脈疾患はLDLコレステロール値ではなくフィブリノゲン値と関連している
狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患は未だにLDLコレステロールが高いことにより起きると信じている人がいます。アテローム性動脈硬化症のプラークの中に確かにLDLコレステロールは存在していますが、存在することと原因であることに
糖質過剰摂取は痩せていても肝臓の脂肪酸合成を大きく増加させる
中性脂肪値を増加させるのは、脂肪摂取によるものではありません。食後に一時的には中性脂肪値の上昇が認められますが、これはカイロミクロンが運んでいる食事からの脂肪であり、すぐに消失します。それ以外の中性脂肪、空腹時の中性脂肪
経口ブドウ糖負荷後2時間血糖値は役に立たない
糖尿病の診断には空腹時血糖値と経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の結果により次にようになります。(図は糖尿病診療ガイドライン2016より) 空腹時血糖値が正常であり、ブドウ糖負荷後の2時間血糖値が140未満なら、糖尿病では
やっぱりクッション性の高いランニングシューズは脚の負担を増加させるかもしれない
以前の記事「超厚底ランニングシューズは衝撃を逆に強めるかもしれない」では超厚底のクッション性が非常に高いと思われる、HOKA ONE ONEのボンダイというシリーズが実際には脚への衝撃が高いことを書きました。 今回も似た
ますます怪しいリポタンパク質(a)Lp(a) 糖尿病との関係
以前の記事「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①」「あなたは何者?②」では、リポタンパク質(a)Lp(a)について、Lp(a)の増加は心血管疾患のリス
グーグルトレンド 検索の急上昇ワードで振り返る2018 糖質制限が圧勝!
グーグルは様々なサービスを提供していますが、他のサイトで、グーグルトレンドでケトダイエットを調べているのを見て、糖質制限も調べてみました。まずはアメリカのダイエットの検索ワードです。 Keto dietが圧勝です。ケトダ
乳がんに糖尿病薬を使うと死亡率が高くなる
糖尿病は乳がんのリスク、再発のリスクを高めます。以前の記事「乳がんで糖質制限をした方が良い理由」で書いたように、乳がんの細胞にはインスリン受容体が非常に多くなります。糖尿病をインスリンやインスリン分泌を増加させるスルホニ
高脂肪食と運動の組み合わせで寝ているときのエネルギー消費量が増加する
エネルギー消費は運動しているときだけではなく、当然寝ているときにも起きています。この寝ているときのエネルギー消費量は、食事や運動によって変化するのでしょうか? 今回の研究では、18〜30歳の健康な男性を対象に実験しました
尿酸値が高いことは悪いことなのか? その3 パーキンソン病
以前の記事「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その1 骨と筋肉」に続いて「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その2 認知症」では、尿酸値が高い方が認知症のリスクが低いことを書きました。 今回は認知症にもなる、2番目に