最近プレジデントオンラインに江部先生の記事がいくつか出ていましたね。「イチゴでも桃でもない…糖尿病の医師が断言「糖質が1%未満だから糖質制限中でも食べていい唯一の果物」」「軽度の高血糖でもがんリスクを高める…日本人の死因
カテゴリー: 食事
たった20ドルの食事で医師は処方を変更する
医師の処方内容は、製薬会社にちょっと何かもらったくらいでは変わらないと思っている人もいるでしょう。医師の中にも、こんなエサでつられないぞ、と思っている人も多いでしょう。 でも、製薬会社が渡す、たった20ドル(3,000円
血液透析患者はタンパク質摂取量が多いほど筋肉量が増加し、死亡リスクが低下する
タンパク質は腎臓に負担をかけるといまだに信じられています。透析を受けているステージ5の慢性腎臓病患者では、日本透析医学会の基準では一日0.9~1.2g/kg体重のタンパク摂取が勧められています。 でも多くの人はタンパク質
血中の鉛濃度の上昇は知能の低下と関連している
鉛は非常に有害な重金属です。食品安全委員会によると、子供の場合、1日鉛摂取量1μg/日に相当する血中鉛濃度は0.16μg/dLだそうです。 最近発表されたアメリカの研究(ここ参照)では、平均年齢は1.9歳で行った鉛の検査
夜勤者でも食事は夜中に摂らない方が良い
人間は昼間に活動して、夜は眠るように進化してきました。人体は約24時間の周期で変化する生理機能のサーカディアンリズムにより、体温、ホルモン分泌、睡眠覚醒など、様々な身体機能が変動します。それに逆らえば、体内時計が狂ってし
炭水化物による血糖値スパイクは個人差が大きい
よく専門家たちが食後の血糖値スパイクについて、わかったかのように、GI(グリセミックインデックス)がどうとか、食べる順番がどうとか、食物繊維がどうとか言っています。でも食後の血糖値の推移なんて個人差があり、確定したことな
日本人の食事摂取基準(2025年版)の食物繊維の摂取基準
日本人の食事摂取基準(2025年版)(ここ参照)が発表されましたが、まあ代わり映えしないというか、役に立たないというか、相変わらずの内容です。 食物繊維について、目標量の策定方法として、「少なくとも1日当たり25~29g
プロトンポンプ阻害薬(PPI)の不適切な使用は冠動脈疾患患者の心血管イベントを増加させる
循環器科であろうと他の科であろうと、医師は抗血小板療法を受けている冠動脈疾患患者の消化管出血のリスクについて警戒しているでしょう。 しかし、多くの医師は下部消化管出血のリスクを無視して上部消化管出血の予防に重点を置いてい
鉄サプリメントと妊娠糖尿病
以前の記事「妊娠中の鉄サプリの使用は慎重に その2 妊娠糖尿病」でも書いたように、妊娠初期のフェリチン値の安全圏は比較的低めで、フェリチンが高いと妊娠糖尿病の可能性が増加してしまいます。貧血を伴わないような場合には、安易
ボディビルダーは異常に突然死リスクが高い
筋トレにはげむ人は非常に増加しているでしょう。健康のために行う分には非常に良いと思います。しかし、ゴリゴリのマッチョを目指しすぎて、不自然なほどの筋肉を付けるボディビルを行おうとするのであれば、注意が必要です。過度な筋肉