以前の記事「食後中性脂肪(TG)スパイクに注意」でも書いたように、非空腹時の中性脂肪の上昇にもリスクがあり、注意が必要です。 非空腹時の中性脂肪値と虚血性脳梗塞のリスクの関係を見てみましょう。(図は原文より) 虚血性脳卒
カテゴリー: コレステロール
レムナントコレステロール増加は高中性脂肪を表している
動脈硬化の原因となると考えられているレムナントコレステロールですが、レムナント自体が血中から血管壁に潜り込んで動脈硬化を起こすというのは考えにくいので、動脈硬化のリスクの高い人でレムナントコレステロールが高いことは結果で
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすためのライフスタイル介入として糖質制限を提唱 その2
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすための食事として糖質制限を提唱しました。前回の記事「その1」の続きです。 High-protein diets: A higher-protein diet is defined as
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすためのライフスタイル介入として糖質制限を提唱 その1
またアメリカは糖質制限を推奨する動きが強まりました。以前の記事「アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!」で書いたようにアメリカの糖尿病学会が糖質制限を認めたのに続いて、今度は心臓病学会で
食後中性脂肪(TG)スパイクに注意
食後に高血糖になる血糖値スパイクは少しずつ認識されてきています。それを抑えるために食べる順番であるとか、食べる炭水化物の種類など様々な提案がなされていますが、そもそも糖質を摂らなければ血糖値スパイクは起きません。 私はそ
糖質制限と血中の脂質の変化
いまだに多くの人が脂質摂取が体脂肪の増加および心血管疾患のリスクの原因だと思っています。しかも医師ですら同様です。中性脂肪を下げるためには脂質摂取を減少させる必要があるのでしょうか? 低脂肪食と糖質制限食を比較すると、こ
ビーガン、ベジタリアンの子供は不健康
人類は肉食、雑食の動物です。動物性のものを食べてこなかった人類は進化の過程では皆無でしょう。ビーガンやベジタリアンになることは、大人であれば自由です。しかし、子供に強要することは虐待です。(「子供にビーガン?」参照) 今
中途半端な糖質制限では中途半端な結果になる その2
先日、ある研究会の講演を聴きました。ペインクリニック領域の講演でしたが、「痛みの原因は酸化、糖化、血行動態の低下にある」というもので、非常に興味があり、どんな話になるか楽しみにしていました。フリースタイルリブレを使って色
新しい2型糖尿病の薬 ツイミーグが承認された
新しい糖尿病薬である、「ツイミーグ」(一般名イメグリミン)が厚労省に承認されました。 製造販売元の大日本住友製薬のホームページによると、次のように書かれています。 「本剤は、ミトコンドリアへの作用を介して、グルコース濃度