通常はHDLコレステロール値が高い方が心血管系疾患のリスクが低いと考えられています。 HDLには様々な機能があります。内皮機能改善作用、抗酸化作用、抗炎症作用、コレステロール逆転送(輸送)作用などがあります。これら機能に
カテゴリー: スタチン
LDLコレステロール値が低いと、驚くほど発熱、敗血症および悪性腫瘍の発生リスクが高くなるかもしれない
LDLコレステロールをいまだに医療の中では「悪玉」と考えている医師が多いのは事実でしょう。コレステロールそのものはLDLに含まれているものもHDLに含まれているものも同じであり、それを運んでいるLDLやHDLの質の問題が
HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない? その2
前回の記事「HDLコレステロールは高ければ良いってもんじゃない?」で超高値のHDLコレステロール値は心血管疾患のリスクを増加させる可能性を書きました。 HDLコレステロールにも質の問題があります。HDLコレステロール値と
推算糸球体濾過量(eGFR)が低下したけど、どう考えるか?
前回の記事「2018年3月の検査データ」で推算糸球体濾過量(eGFR)が低下していることを〇福さんからご指摘いただきました。ありがとうございました。 私のeGFRが72mL/minだったのですが、腎機能区分としては正常ま
2018年3月の検査データ
久しぶりに血液の検査をしました。先日、江部先生がご自身のデータを公開されていたので(江部先生のデータはこちら)、私もいつもは検査していない甲状腺の機能も検査しました。そしたら、意外や意外の結果です。 甲状腺機能 TSH:
コレステロール値に一喜一憂しないために
いまだにLDLコレステロールが高いというだけでスタチンを処方される方がいます。十分にHDLコレステロールが高く、中性脂肪が低くても、LDLコレステロールだけでスタチンの適応と考える医師がいます。患者さんがスタチンの副作用
もうLDLコレステロール検査は時代遅れ?
最近の雑誌サイエンスに次のような記事が載りました。日本語訳を載せておきます。 LDLコレステロール値が心臓血管疾患のリスク評価に適切でないことは明らかです。しかし、製薬会社などの洗脳により、多くの医師がLDLコレステロー
中性脂肪は心不全と強い関連があるが、LDLコレステロールには関連しない!
現在では、最も心血管系疾患にリスクのあるものは中性脂肪だということがはっきりしてきていますが、故意になのか、知らないのか、中性脂肪を無視している医師がいます。 先日も心臓血管外科の医師と、消化器外科の医師と話したことがあ
コレステロールを恐れ過ぎてはいけない LDLコレステロール値が低いほど死亡率が上がる!
コレステロールの神話は、いまだに強烈に多くの人に根付いています。スタチンで収益を上げたい製薬会社が多額の資金を使ってプロモーションを行い、医師までも洗脳した結果でしょう。これまでは本当に上手くいきました。(参照「スタチン
スタチンは誇大広告で成り立っている?
高コレステロール血症の治療薬であるスタチンは本当に効果的なのでしょうか? 新しい報告では20年間追跡調査をした結果、長期的にも利益があると言っています。 「LDL-Cholesterol Lowering for the