我々医師は自分で勉強しない限り栄養については無知です。だから、通常の診療の中で普通の医師に食事と健康、食事と病気の関係について聞いても無駄です。私もまだまだです。それでも私自身は今でこそ、自信を持って患者さんの質問に答え
カテゴリー: 病気
糖質制限反対派は反対する前にもう少し糖質制限を知った方が良い
少し前に東洋経済オンラインに糖質制限反対派の記事が出ていました。東洋経済は江部先生の糖質制限の記事もありますし、反対派も載せていますね。どっちつかずの立場です。 今回の記事もつっこみどころ満載です。正直、糖質制限に対する
肥満の人はやっぱり新型コロナに弱い
久しぶりに新しい変異株「オミクロン」が出現し、各マスコミは大盛り上がりですね。(この記事参照)市場も混乱し株価も下落してしまっています。最近めっきり出演が減ってしまったいわゆる専門家の方たちも、「またこれで出番が来た」と
糖尿病と突発性難聴との関連
前著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、突発性難聴は糖質過剰症候群だと考えられます。糖質過剰摂取による、微小血管障害や神経障害、インスリン抵抗性およびインスリンシグナル伝達障害などが原因でしょう。 HbA1cは鋭敏な
脂肪肝は肝臓がんへ進行する可能性がある
多くの人は脂肪肝を指摘されると、苦笑したような表情、反応を示します。ちょっと恥ずかしいのか、「太っている」と指摘されたような感じなのか、深刻さはありません。 しかし、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を放置することは
安全なワクチンは存在しない
日本では新型コロナウイルスのワクチン接種がかなり進みました。しかし、数か月で抗体価がどんどん下がり、3回目接種の方向に進んでいます。また、小学生にもワクチン接種がおよびそうです。 多くの人は安全なワクチンであれば、何も躊
肉食は様々な症状を改善する
肉、特に赤肉は健康的にはあまり良くないと考える人がいます。しかし、逆にほとんど肉しか食べない「Carnivore Diet」(肉食)の人もいます。もちろん肉だけなので、非常に強い糖質制限状態です。 このような肉食の人が、
赤ちゃんにも糖質たっぷり
現代の赤ちゃんは糖質過剰摂取が当たり前になっています。実際にはどれくらいの糖質なら大丈夫なのか、どれくらいが適量なのかなど何もわかってはいません。しかし、人類はそもそも糖質をほとんど摂取せずに進化したことを考えると、赤ち
低LDLコレステロールはすべての原因による死亡率を増加させる
LDLコレステロールは一般的には多くの心血管疾患の原因であるかのような「悪玉」と思い込まされています。LDLコレステロールは低ければ低いほど良いと思っている人もいるかもしれません。 以前の記事「LDLコレステロールが非常
オーストラリアは政府が今後10年間の糖尿病戦略として糖質制限を認めた
世界は糖質制限の方向へどんどん向かっています。以前の記事「オーストラリア糖尿病学会も糖質制限推奨へ」でも書いたように、オーストラリアの糖尿病学会は糖質制限推奨へ舵をきりました。 そして、オーストラリア政府は国としての今後