最近の雑誌サイエンスに次のような記事が載りました。日本語訳を載せておきます。 LDLコレステロール値が心臓血管疾患のリスク評価に適切でないことは明らかです。しかし、製薬会社などの洗脳により、多くの医師がLDLコレステロー
カテゴリー: 心血管疾患
コレステロールを恐れ過ぎてはいけない LDLコレステロール値が低いほど死亡率が上がる!
コレステロールの神話は、いまだに強烈に多くの人に根付いています。スタチンで収益を上げたい製薬会社が多額の資金を使ってプロモーションを行い、医師までも洗脳した結果でしょう。これまでは本当に上手くいきました。(参照「スタチン
スタチンは誇大広告で成り立っている?
高コレステロール血症の治療薬であるスタチンは本当に効果的なのでしょうか? 新しい報告では20年間追跡調査をした結果、長期的にも利益があると言っています。 「LDL-Cholesterol Lowering for the
糖質制限とLDLコレステロール上昇2 仮説
糖質制限を行うと、LDLコレステロールが上昇する方がいます。数年で落ち着く方もいますが、上昇したままの方もいると思います。実際にLDLコレステロールの上昇は珍しくないようです。 以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール
簡単に言えば、脂肪は「善」、糖質(炭水化物)は「悪」
Lancetに掲載された今回の研究は、私たち糖質制限をしている人間にとっては当たり前の結果ですが、それがはっきりと示されました。18の低所得、中所得および高所得国からの135,000人以上の人々を追跡した、PURE(Pr
LDLコレステロールが低下しても、リスクが低下したとは限らない
以前の記事「LDLコレステロールが高値だけでは何もわからない」でLDLコレステロール値ではなく、LDLの粒子の大きさが重要だということを書きましたが、今回は粒子の数についての記事です。 脂質の異常でLDLコレステロール値
飽和脂肪は心臓の動脈を詰まらせない!
4月25日のBritish Journal of Sports Medicine に出ていたEditorialです。これまでも何度も言われていますが、心臓の冠状動脈を詰まらせるのは飽和脂肪酸ではありません。しかし、いまだ
脂質異常症の治療薬、PCSK9阻害薬エボロクマブ(レパーサ)は本当に必要か?一人救うのに2億円かかります!
脂質異常症の新しい治療薬の試験(FOURIER試験)が行われ、発表されました。原文はここです。スタチンだけではコントロールが不良の方の心血管イベントのリスクを低下させるという内容ですが、私には、どうしてもこの薬のメリット
心臓病アップデート会議(Cardiology Update meeting)で心臓病の権威が50%以上の糖質(炭水化物)摂取は害であると発表!
最近行われた心臓病アップデート会議(Cardiology Update meeting)でSalim Yusuf氏 という世界的な心臓病の権威(私はこの方が権威かどうかは知りませんが)が興味深く、非常に重要な講演をされま