以前の記事「大量ビタミンCの毒性」では、水溶性のビタミンであっても、過剰な分はただ排泄されるだけでなく、有害作用を起こす可能性があることを書きました。 栄養素は単独で大量に摂取されるわけではなく、様々な栄養素が様々なバラ
カテゴリー: 薬剤
大量ビタミンCの毒性
サプリメントや健康食品の健康被害については過小評価されているのではないかと思います。それは、一般の人にとってはサプリメントも健康食品も薬ではなく、食品の一種のように思っている人が少なからずいるからです。だから病院を受診し
LDLコレステロール値に対する問題点
以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇」「糖質制限とLDLコレステロール上昇4 中性脂肪値が非常に低い場合のLDLコレステロール値の計算式」でLDLコレステロール値は計算式で求めていることを書きました。 私の最近
ナイアシンは安全か? その1
先日の記事「フェリチンとアルコール」でも書きましたが、有害性がわかった上でそれを敢えて摂取することは何の問題もないと思います。それがたとえ糖質であっても、それは本人の自由です。そして本人の課題です。私が目の前まで行って、
栄養士さん、HDLコレステロールを増加させる食事を教えてください
HDLコレステロールは善玉コレステロールと言われますが、HDLコレステロール値が低い場合、医師や栄養士はどのようにアドバイスをするのでしょうか?まさか、「3食しっかりと、バランス良く食べて!」でしょうか? 増やしたほうが
糖質と鉄のただならぬ関係 その3 安全神話は本当か?
前回の記事「糖質と鉄のただならぬ関係 その1」「その2」では、鉄と糖尿病の関連の仮説を述べました。そこで、最後に疑問が残りました。それは鉄は人体の中で安全に取り扱われていると考える安全神話についてです。 まずは「鉄は吸収
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は様々な死亡率を上昇させるかもしれない
胃潰瘍や逆流性食道炎などで非常に良く処方される薬のPPI(プロトンポンプ阻害薬)は、様々な病気を引き起こすとも考えられています。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性があ
薬の併用は新たな病気を作り出すかもしれない
薬は安全なものではありません。医療自体リスクアンドベネフィットで、リスクと利益を天秤にかけ、利益の方が上回ると考えられる場合に医療行為が行われることになっています。医療行為の中で薬を処方することは日常的なことです。しかし
糖尿病性神経障害と低コレステロール
ハリウッド映画の多くでは正義と悪がはっきりしていて、非常にわかりやすくストーリーが展開されます。娯楽作品なので、善悪が分かれていた方が何も考えず楽しめるというのは確かでしょう。 しかし、人間の体はそんなに単純ではないと思