先日の「「成人病の胎児起源」仮説その2 妊娠糖尿病の場合」で、つわりが胎児にとって利益になり、ケトン体を大量に供給しているのではないか?ということを書きました。 胎児だけではなく、新生児にもケトン体は非常に重要な物質です
年: 2017年
うつ病の自殺の原因のひとつは炎症である
以前の記事で、「うつ病の大きな原因のひとつは炎症である」ということを書きましたが、うつ病における自殺思考も脳の炎症により起こる可能性が発表されました。 「Elevated Translocator Protein in
「成人病の胎児起源」仮説その2 妊娠糖尿病の場合
先日の記事「やはり中高生から「食育」をしなければならない 「成人病の胎児起源」仮説その1」では、子宮内での栄養不足から小さく生まれた場合のリスクについて書きました。 今回は、逆に大きく生まれる「巨大児」または通常の体重だ
糖尿病疑いが1千万人を超える
厚労省の調査で2016年に糖尿病疑いが初めて1千万人を超えたそうです。ヘモグロビンA1cが6.5%以上の数の推計ですが、ヘモグロビンA1cが6.0%以上6.5%未満で、糖尿病の可能性が否定できない「予備軍」は1千万人で、
トライアスロンでの死亡はまれではない!
先日コメントをいただきましたが、マラソンなど過酷なスポーツは無理をしないことが大切だと思います。マラソンやトライアスロンの人気は非常に高まっていますが、やはり死亡率や心停止の割合は決してまれではありません。
やはり中高生から「食育」をしなければならない 「成人病の胎児起源」仮説その1
「倹約遺伝子」という考えがあります。「飢餓に備えて消費するエネルギーを最小限にして、余ったエネルギーは脂肪として最大限に蓄える」という遺伝子です。 狩猟採集の時代は、食料を確保することが難しかったので、消費するエネルギー
もしも、脂肪が全くない体になったら・・・妄想
人間は体に脂肪があることにより、それを自由にエネルギーとして使えるので、食事の心配をせずに活動が可能になりました。つまり、エネルギー摂取のことを1日中考えなくても良くなったのです。もし、脂肪がなければ糖質だけがメインのエ
ケトン体がまたもや有益な効果 糖質の有害な影響を防いでいる
新しい「cell」という有名雑誌に載った研究です。ケトン体のアセト酢酸が糖質が生み出す有害物質と反応して別の物質になり、有害な影響を防いでいるということがわかりました。最近糖質制限関連のgood newsがどんどん有名な
明らかに健康そうな女性でも鉄の体内貯蔵量の増加は糖尿病のリスクを増加させる
これまで、何度も鉄に関する記事を書いてきました。がんとの関連以外でも「妊娠糖尿病と鉄の関連 フェリチン低値で鉄を補充する危険性」などで、糖尿病やインスリン抵抗性との関連を書きました。今回は以前の記事「鉄不足だからと言って