アポリポタンパク質B(apoB)はVLDLやLDLを構成しているものです。血中には通常VLDLはほとんど存在せず、LDLが圧倒的です。一つの粒子に1つのapoBということを考えると、LDLコレステロールとapoBの比を考
年: 2018年
糖質制限で倦怠感やエネルギー切れを感じる場合
糖質制限をすると、全身倦怠、筋力低下、無気力、エネルギー切れのような状態になることがあると言われています。それを根拠に糖質制限反対派は糖質制限を「危険だ!」と言います。「糖質を摂らないから低血糖を起こすんだ!」という方も
危機管理は自分の問題
西日本を広範囲に襲った豪雨により、200人以上の方が亡くなりました。心よりご冥福をお祈りいたします。また、被害に遭われた方にもお見舞いを申し上げます。 さて、連日報道で様々なことが取り上げられています。 今回の河の氾濫や
運動前の糖質摂取は脂肪をエネルギーにしにくくなる
運動の前に糖質を摂取することは、その後の運動中に脂肪の酸化(脂肪をエネルギーにすること)を減少させることがわかっています。最近では、この脂肪の酸化の減少が糖質摂取後、少なくとも4時間持続すると言われています。 運動すると
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その9 別のコレステロールの運び屋
動脈硬化のアテロームのコレステロールは、本当にLDLコレステロールによってもたらされているのでしょうか? これまでの仮説では、血管の内腔よりLDLが血管壁を通り、血管壁の中でマクロファージに取り込まれ、その後泡沫細胞とな
低脂質高糖質の食事は空腹時でもレムナントリポタンパク質を激増させる
レムナントリポタンパク質の有害性は何度も書きました。(「レムナントコレステロールは心臓に悪い! だったら、糖質制限でしょ!」など参照)空腹時のレムナントが残っていることについては「レムナントリポタンパク質は食後12時間経
赤肉には発がん性があるのか? その2 肉食ブームに警笛?
以前の記事「赤肉には発がん性があるのか? その1」では、赤肉はがんのリスクを増加させないという考えを示しました。しかし、その記事の中でアメリカと他の地域のリスクの差に触れました。アメリカ産の牛肉に関してはやはり怪しいと思
閉経後の女性は飽和脂肪酸をたくさん食べよう
閉経前の女性はエストロゲンの保護作用があると考えられ、男性より心血管疾患が少ないとされています。閉経後ではリスクが上昇しますが、どのような食事が良いのでしょうか? 以前の記事「飽和脂肪は心臓の動脈を詰まらせない!」で書い
赤肉には発がん性があるのか? その1
WHOは2015年に赤肉(牛肉や豚肉、ラム肉などです。もも肉などの赤身の肉ではありません)および加工肉は大腸がんのリスクを増加させると発表しました。論文はランセットという一流の医学雑誌に掲載されました。しかも、赤肉および