以前の記事「緑内障は糖質制限をすべきである その1」で、緑内障は眼圧のコントロールだけでなく糖質制限をすべきであることを書きました。今回はちょっと難しい話ですが、詳しく見ていきます。 緑内障の視野障害の進行速度は正常眼圧
年: 2018年
やはり運動は大切 心肺機能の高い人は長生きする
運動は健康的と考えられていますが、過度の運動は心臓に負担をかけてしまう場合もあるでしょう。(「トライアスロンのような過剰な運動は男性の心臓を危機に陥れるかもしれない」など参照) しかし、座ってばかりの非活動的な生活では心
農林水産省の無理矢理なキャンペーンが笑えない 税金を使って国民を不健康へ導く
農林水産省が最近、妙なキャンペーンを行っていて様々なところで話題になっています。(記事はここ) 米の消費拡大情報サイト「やっぱりごはんでしょ!」 「日本人の主食であるお米の消費量は、食の多様化やライフスタイルの変化に伴い
糖質制限と尿酸値上昇
糖質制限を始めると尿酸値が上昇する方がいます。通常間もなく落ち着きます。しかし、やはり尿酸値が高くなると心配に思う人も少なくないでしょう。糖質制限反対派は「尿酸値が上がると痛風のリスクが上がる」と批判的に騒ぐ人もいるでし
2018年10月の血液検査データ
2018年10月の血液の検査のデータを提供したいと思います。江部先生が公開されていたのに触発されたわけではありませんが、たまたままた重なってしまいました。(江部先生のデータはこちら) 前回の検査「2018年3月の検査デー
糖尿病や食後高血糖が作り出す毒物
血液中の糖は体内のさまざまなタンパク質とくっ付いて、終末糖化産物(AGE)を作り出します。その過程の中間体としてメチルグリオキサールという毒性の高い物質が作られます。糖尿病ではこのメチルグリオキサールが増加し、様々な臓器
食事を変えれば認知症を逆転できる 認知症逆転プロジェクトその2
前回の「食事を変えれば認知症を逆転できる 認知症逆転プロジェクトその1」では、脳の血流量の確保について書きました。今回は「2.脳のエネルギーの低下」についてです。 脳は非常にエネルギーを消費します。たった1300gの臓器
糖質制限と逆流性食道炎の改善
前回の記事「逆流性食道炎と大量の糖質摂取」にランファンさんからうれしいコメントをいただきました。 私はおそらくランニングや筋トレでGERDになった34歳男、ランニング歴18年です。 15歳ころから、逆流性食道炎に苦しみ日
糖質過剰摂取とグリコカリックス
以前の記事「糖尿病とグリコカリックス」で書いたように、血管の内腔に生えている毛のような「グリコカリックス」が重要な役割を担っていると考えられています。動物実験ではたった20分間高濃度の血糖値にさらしただけでグリコカリック
逆流性食道炎と大量の糖質摂取
逆流性食道炎は胸焼けを症状とすることもあり、大量の食事や脂肪分の摂りすぎが原因と考える人がいます。しかし、逆流性食道炎は糖質過剰摂取により起きていると私は考えています。糖質制限をすると100%ではないかもしれませんが、ほ