新型コロナウイルスワクチンは本当に効果があるのか?

日本でもゆっくりと新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっています。現在のところ10名の方がワクチン接種後に死亡しています。当然因果関係はわからないとしています。しかし、10人中6人がワクチン接種後4日後までに死亡しています。自然発生の疾患で死亡するのであればもう少しバラけても良いはずです。

そして、10例目の死亡者は102歳です。ワクチン接種のわずか10日前に誤嚥性肺炎を起こしています。誤嚥性肺炎を起こすくらいですから、寝たきりかそれに近い状態で施設か病院にいたと推測されます。102歳なのですぐに全身の状態が改善するとは思えません。なのに、新型コロナウイルスワクチンが接種されてしまっています。予診は医師が行いますが、思考停止状態だったのでしょうか?通常なら見送るべきでしょう。102歳にとってワクチンがどうしても必要でしょうか?102歳にカテコラミンまで使って救命すべきでしょうか?人間は何歳になったら静かに死ぬことを許されるのでしょうか?私にはわかりません。

さて、世界ではイスラエルを先頭に非常に高い割合でワクチン接種が行われている国もあります。(図、データはここより)

上の図は少なくとも1回のワクチン接種を行った割合です。国は私が適当な国を選択しています。イスラエルは60%を超えています。その次がUAE、イギリスと続いています。そしてアメリカは40%を超えています。一方日本はかなり、かなり少ないです。南アフリカと似たり寄ったりです。

上の図は2回のワクチン接種を終えた割合です。やはりイスラエル強し。60%に近い割合です。次にUAEが40%に迫る勢い。アメリカは27%近く、イギリスは16%くらいです。当然日本と南アフリカはかなり低い数字です。

では、陽性率はどうでしょうか?日本は上昇傾向、一方、イスラエルとイギリスはかなり減少傾向です。このイスラエルとイギリスを例に挙げて、ワクチンは有効だという専門家もいると思います。ではイスラエルやイギリスが減少に転じたのはいつでしょうか?イスラエルのピークは2021年1月17日です。その時の少なくとも1回のワクチン接種率は約25%です。そうすると25%を超えるあたりからワクチンの効果が出てきても良いのかな?と考えます。

イギリスはどうでしょう?ピークは2021年1月9日です。1月10日のデータでワクチン接種率は3%程度です。2月19日に25%を超えました。その時にはピーク時の20%以下の陽性率になっています。つまり、ワクチン接種率が高くなる前からどんどん陽性者は減っていたのです。イギリスはやっと日本と同じくらいまで下がった状態です。

一方日本と同様にまだまだワクチン接種がされていない南アフリカはどうでしょう?1月11日をピークにどんどん低下しています。ほぼイギリスと同じような推移を示しているのです。

日本もイギリスや南アフリカと同じような低下を示していましたが、3月6日を底に上昇に向かっています。そして、現在に至り、南アフリカやイスラエルを上回る状況です。日本は冬の初めころ陽性者が北海道から増加し始め、気温の変化が関係しているのでは?と思っていましたが、最近は暖かくなったのに、日本の陽性者は増加しています。気候は関係ないのかもしれません。

不思議なのはインドです。環境的には日本ほど清潔な社会ではないでしょうから、感染には強そうですが、2月上旬以降から急上昇です。

また、ワクチン1回摂取が50%を超えるUAEはずっと横ばいです。

アメリカは3月23日にワクチン25%を超えましたが、それ以降もほぼ横ばいです。

上の図は死亡率です。イスラエルとイギリスは順調に低下しています。しかし、ワクチンの関係ない南アフリカも低下しています。UAEは陽性者は横ばいですが、死者は低下してきていましたが、最近はちょっと横ばいです。日本は波はありますが、ずっと低いままです。アメリカはやや低下です。しかし、インドは急上昇です。不思議です。

もちろん、ワクチンのメーカーの違いもあり、単純にワクチンを十把一絡げに考えるのは間違っているのかもしれませんが、ワクチンが効果を示しているように見えるのはイスラエルだけのような気がします。それ以外は自然経過にすぎないのではないかと思ってしまいます。

イスラエルがファイザーと強く手を組んでいることを考えると、裏に何か隠されているように思えてなりませんが、今度の推移を見ないと何とも言えません。

結局もう1年以上続いているのに、日本の感染症の専門家は感染が増えたり重症者が増えるという現象だけを煽っていますが、どうしてこのように増えたり減ったりしているのかを的確に説明できる人はいません。人と人との接触は日本の方が海外の酷い国よりも多くあったにもかかわらず、ここまではそれほど感染拡大していませんでした。現在の感染は変異株がどうのこうの言っていますが、死亡率はそこまでにはなっていません。死者の平均年齢は恐らく80歳以上だと思います。

日本は誤嚥性肺炎だけでも1年間に男性で2万人以上、女性で1万6000人以上亡くなる国です。世界的にも非常に多いのです。寝たきりが多いからだと思いますがはっきりした理由はわかりません。それなのに、100歳を超える人にまでワクチンを接種し、無理やり炎症や免疫反応を起こさせてしまう行為は、これは医療なのでしょうか?

また、通常の肺炎では年間10万人以上が亡くなるのです。どうしても新型コロナウイルスが特別な感染症には見えません。新型コロナだけでは死にたくない、死なせたくない、と思う理由が私には見つかりません。

現在、60人以上の80歳以上の方が人工呼吸をされています。現場は本当に大変だと思います。新型コロナが落ち着いた後も、年間10万人以上の肺炎で亡くなる方がいるので、同列に考えたら、今後はICUが高齢者の人工呼吸患者だらけになってしまうのではないでしょうか?これまではそうならなかった理由はちょっと考えればわかるでしょう。しかしこれからは新型コロナは助けるように努力するけど、他の肺炎は人工呼吸しないという選択が難しくなってしまいます。

1年以上経ってもデジャブを見ているようで、何も変わっていません。いまだに休業要請の協力金が1日20万円だと聞くと愕然としてしまいます。小さな居酒屋ではなくデパートも?(この記事参照)

人々と経済が疲弊していくだけです。

8 thoughts on “新型コロナウイルスワクチンは本当に効果があるのか?

  1. 感染を抑える効果は無く、重症化や発症を抑える効果が「期待できる」というワクチン。
    接種した安心感から逆に感染を広めてしまうのでは?

    話は変わりますが、ホリエモンこと堀江貴文さんが映画『糖尿病の不都合な真実』
    糖尿病の真実を伝えて後悔する人を減らしたい!キャンペーン実施中で
    「オッ⁉️」と期待しましたが、
    主要メンバーが、糖尿病専門医や、管理栄養士、糖尿病専門理学療法士などの方々で、
    論点がずれて、結局カロリー制限、運動頑張っての結論になりそうで心配です。

    1. 鈴木 武彦、コメントありがとうございます。

      『糖尿病の不都合な真実』公式ホームページには、
      「クラウドファンディングの期間は2020年5月20日(水)~7月30日(木)です。
      個人様向けには、低糖質商品お届けコース・専門医による生活習慣カウンセリングや、
      『限定10名!堀江貴文氏と食べるプレミアム鮨会』など、さまざまなリターンを準備しています。」
      と書かれているので、糖質制限を意識した映画になるのでは?と思います。

      1. そうだったんですね。
        ホリエモンの発信力で糖質制限がより一般的になれば、と期待します。

  2. 私の母(88歳)は、昨年6月に脳出血で入院し、現在も意識レベルが低下したままで、ほぼ寝たきりです。
    昨年には、インフルエンザワクチン接種の希望を問うアンケートが来ました。丁重にお断りしました。
    そして、まさかと思いましたが、先日、新型コロナワクチン接種の希望を確認するアンケートが送られてきました。
    病院がワクチンを確保するためのアンケートと言う事ですが、脳出血で入院中、当然、面会もできません。そのような状態の患者に新型コロナワクチンを打ってどんなメリットがあると言うのでしょう。アナフィラキシーを起こしたとしても本人は訴えることもできません。普通の人の何十倍ものリスクがあるのではないでしょうか。
    もし、希望したとしても医師の判断で断られる可能性はありますが、102歳で誤嚥性肺炎で治療中(?)の人に摂取するようなら、希望すればそのまま摂取されるかもしれませんね。
    もちろん、「希望しない」にチェックして返送しました。

    1. 西村 典彦さん、コメントありがとうございます。

      これまで、通常の肺炎で亡くなっても、何も問題なかったのが、新型コロナでなくなってしまうと困るのでしょうね。
      寝たきりの人には時に負担が重すぎるワクチンでしょう。予診を行う医師も寝たきりの人が適応になると思っていることの方が不思議です。
      102歳の亡くなった方は急変した時に強い薬を使用されています。何歳になれば静かに死ねるのでしょうかね?

  3. 私は別の角度で見ています。 まず 2020年の死亡者が激減したことです
    約1割の人が死亡しなかった 例年20万人死亡するはずなのに 18万人しか死ななかった。
    結局 言えることは 新型コロナによって 人々が自粛したことによって「寿命が延びた」といえるようです。
    新型コロナによって 発熱=新型コロナとなって 発熱した人が 街中を歩くことができなくなった。 銀行などでは 40度の熱があっても 仕事を優先すべきだという価値観が 新型コロナによって 発熱でもして 銀行に出勤でもしたものなら 大騒ぎになる。 結果として 発熱=何らかの病気に感染しているものとすれば 発熱が罪悪となった今では 風邪・インフルエンザ・肺炎・・・ などの 他人に移す感染病全体が ロックダウンによって 感染できなくなったことです
    結論として 新型コロナへの対応が すべての感染症を減少させたので 死ぬ人が少なくなって 寿命が伸びたということになったわけで
    逆に言うと 発熱を諸悪の根源ととらえる価値観が 21世紀になって正当化されたのです。 「風邪は万病のもと」ということわざの通り 病気に罹らない 病気をうつさない常識ができたようです
    100年前に 水道ができて「きれいな水」を飲めるようになって 細菌を排除しましたが 新型コロナによって「汚い空気」を否定して「きれいな空気」という視点が生まれました
     
     

     

  4. 「新コロナでは絶対死にたくない」という86歳の母です。新コロナだと、家族に会えない、死亡後すぐ火葬される、火葬の最中もし生き返ったらどうするのか、それが怖い」とのことでした。病気で死ぬと言う事とは違う所に、死にたくない理由があり、考えてしまいました。

    1. 藤村優美さん、コメントありがとうございます。

      高齢になると、情報源がテレビなどに偏ってしまい、その情報だけに洗脳されてしまうのでしょうね。
      マスコミの責任は重いでしょう。

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