WHOはサル痘で緊急事態宣言を出したようです。(この記事参照)それに伴い、厚労省も治療薬やワクチン、医療機関での受け入れ態勢などの整備を進めているようです。(この記事参照)
新型コロナウイルスにしても、サル痘にしても世界中が冷静さを失ってしまっているのでしょうか?WHOのから騒ぎでしょうか?
この問題のサル痘、WHOが約1万人の患者を分析したところ、98・8%は男性で、とくに18~44歳の男性が症例の77%、今回の感染者の多くは男性との性的接触のある男性です。(この記事参照)英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告によると、6月8日までの確定例(336例)のうち、性別情報の得られた症例の99%(311例)は男性であり、詳細情報の得られた男性のうち99%(151例)はMSM(男性と性行為を持つ男性)だったそうです。(この記事参照)
今年の4月から6月までのサル痘について、5大陸、16か国の状況をまとめた論文見てみましょう。(図は原文より)
上の図は病変の写真です。原文には肛門の周りの病変も掲載されていますが、ここでは載せておりません。
98%ゲイまたはバイセクシュアル
41%が同時にHIVに感染
95%が性行為による感染
13%が皮膚または肛門性器病変のために入院
ほとんどの症例は軽度で、死亡はありませんでした。13%の人が入院しましたが、入院した人の大多数で深刻な合併症は報告されていません。(一応別の情報では3人~5人の死亡例が報告されています。)
臨床医によって報告されたサル痘ウイルス感染の疑いのある感染経路は95%の人の性的密接な接触でした。性的履歴は528人中406人に認められました。これらの406人のうち、過去3か月のセックスパートナーの中央値は5人で、147人(28%)が診断前の月に海外旅行をし、103人(20%)がプライドイベントなどの大規模な集会(> 30人)に参加しました 。全体として、169人(32%)が前月中にsex-on-siteの会場を訪れ、106人(20%)が同じ期間に「chemsex ケムセックス」(覚せい剤などの薬物を使用したセックス)をしたと報告しました。
ゲイやバイセクシャルの方を差別するつもりは全くありませんが、普通(私にとっての普通)の生活をしている限り、全く危機感を感じないでしょう。ほとんどの人にとって感染する危険性はないでしょう。このような感染症が緊急事態宣言を出すようなものなのでしょうか?
また何か裏を感じてしまいます。もう、恐怖や不安で一般市民をコントロールするのはやめてほしいです。パニックになりやすい人は冷静に。いくつかの企業がワクチンだ治療薬だと宣伝するかもしれませんが冷静に。またマスコミが騒ぎ出すかもしれませんが冷静に。
「Monkeypox Virus Infection in Humans across 16 Countries — April–June 2022」
「16か国のヒトにおけるサル痘ウイルス感染— 2022年4月〜6月」(原文はここ)
「味を占める」の用語解説 – 一度味わったそのよい味が忘れられないで、次にもそれを期待する。
一度うまくいったことを忘れないでいる。
だそうです。製薬会社や一部医療業界も?