乾癬は糖質過剰症候群

乾癬は自己免疫疾患の一種と言われていますが、皮膚の免疫異常により炎症でかゆみや皮膚の剥がれなどが起きる慢性的な皮膚疾患です。関節炎を起こすこともあります。

でも、自己免疫疾患全般的にそうですが、乾癬も糖質過剰症候群でしょう。

まずは、乾癬とインスリン抵抗性の関連を見てみましょう。(ここ参照、図もここより)閉経後女性21,789人が対象です。インスリン抵抗性の程度は、低値(HOMA-IR < 1.4)、中等度(1.4 ≤ HOMA-IR < 2.0)、高値(HOMA-IR ≥ 2.0)に分類しています。

上の図は横軸がインスリン抵抗性を表すHOMA-IR、縦軸が乾癬のリスクです。HOMA-IRが高いとリスクが高くなっています。下の図のように、ベースラインで乾癬のない人のうち、HOMA-IRが高い(2以上)人は、低い(1.4未満)人と比較して、乾癬の発症リスクが1.39倍でした。

別の40人の乾癬患者と46人の年齢および性別をマッチさせた対照群とを比較した研究(ここ参照、表もここより改変)でも、下の表のように、感染患者の方が有意にインスリン値、HOMA-IRは高くなっていました。

パラメータ 乾癬群平均(SD) 対照群平均(SD)
空腹時血糖(mg/dl) 90.475 (10.205) 93.782 (16.282)
インスリン(μIu/ml) 33.523 (16.12) 8.3 (4.08)
HOMA-IR 4.14 (1.98) 1.097 (0.577)
BMI 24.013 (2.572) 22.852 (2.78)
腹囲(cm) 86.525 (10.043) 84.13 (7.47)

脂肪肝は乾癬の一般的な合併症と言われていますが、それ自体、乾癬が糖質過剰症候群である証拠でもあるでしょう。乾癬患者における、インスリン抵抗性と脂肪肝の関連を見てみましょう。(ここ参照)647人の患者が対象です。

インスリン抵抗性の指標となる、TyGインデックスおよびTyG-BMIは脂肪肝疾患と有意に関連し、TyGインデックスおよびTyG-BMIの値で3つのグループに分けたとき、最も低いグループと比較して、最も高いグループが脂肪肝を発症する可能性は、それぞれ2.704倍と7.946倍でした。

乾癬と糖質過剰症候群の代表的疾患の糖尿病、高血圧との関連を見てみましょう。(ここ参照)7件の研究のメタアナリシスで、乾癬患者が糖尿病になる可能性は1.38倍でした。高血圧の可能性は1.60倍でした。

以前私が糖質過剰摂取時代に、そのころ、職場の帽子が使い捨てではなく、布製の洗って何度も使用するものでした。その帽子をかぶるとおでこがかゆくなって、皮膚の剥がれを起こしていました。皮膚の状態は乾癬そっくりでした。何か洗濯洗剤で皮膚がかぶれたのだろうと思っていましたが、もしかしたら、それも乾癬だったのかな?

糖質過剰摂取時代には絶対戻りたくありません。

2 thoughts on “乾癬は糖質過剰症候群

  1. 乾癬を認識してませんでしたが、ウィキペディアで確認したらあーあ確かに何年も私の肘にありました。1型DMになって糖質制限したらいつの間にかなくなりました。脂漏性湿疹はなかなか改善しないですけど、以前よりふけは減りました。接触性の皮膚炎もあるのかなと考えます。

    1. むーさん、コメントありがとうございます。

      糖質過剰摂取は、拙著にも書きましたが、本当にいろいろと皮膚症状を出しますからね。

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