後縦靭帯骨化症(OPLL)は糖質過剰症候群 その1

後縦靭帯骨化症(OPLL)は難病に指定されています。(ここ参照)原因は次のように説明されています。

単一の原因で生じる病気ではなく、複数の要因が関与して発病すると考えられています。この病気に関係するものとして、遺伝的素因、性ホルモンの異常、カルシウム・ビタミンDの代謝異常、糖尿病、肥満傾向、老化現象、全身的な骨化傾向、骨化部位における局所ストレス、またその部位の椎間板脱出などいろいろな要因が考えられていますが原因の特定には至っていません。特に家族内発症が多いことから遺伝子の関連が有力視されています。

結局、原因はわからないということでしょう。さらに、日本整形外科学会のホームページには、「原因と病態」の部分を読んでも、全く原因について書かれていません。意味をなしていない文章です。

私は真の遺伝要因以外の難病は糖質過剰症候群だと思っています。東アジアの有病率が非常に高いので、お米との関連もあるのかな?と考えています。

今回の研究では、OPLLと診断された日本人患者120人を対象に、健康診断で脊柱靭帯骨化が認められなかった対照群91人と比較しています。内臓脂肪型肥満とOPLLの発症との関連性を分析しました。

局所性(頸椎)OPLLまたはびまん性(胸椎/腰椎)OPLLに分類されました。(図は原文より)

上の図は各OPLLグループにおける内臓脂肪型肥満の併存率です。内臓脂肪型肥満のカットオフ値は、BMI 25、内臓脂肪面積100 cm²です。局所性OPLLおよびびまん性OPLLのどちらもコントロール群比較して、内臓脂肪肥満がかなり多く、60%前後です。

上の図はBMIレベルがOPLL発症の可能性がどれくらい高まるかを示しています。上から内臓脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪/皮下脂肪比(V/S比)で、薄い色がそれぞれの低い群、濃い方が高い群です。

BMIのOPLL発症の可能性を高くするのは、高V/S比群で5.79倍、低V/S比群で 2.85倍、高皮下脂肪群で5.42倍、低皮下脂肪群で2.79倍。局所性OPLLの発症においては、高内臓脂肪レベル群で2.81倍、高皮下脂肪レベル群で2.76倍でした。びまん性OPLLの発症は、高V/S比群で9.50倍、低V/S比群で3.56倍でした。

いずれにしても、内臓脂肪型肥満はOPLLの発症のリスクを大きく高めます。そして、内臓脂肪は糖質過剰摂取、特に果糖の過剰摂取により起こります。やはり、OPLLも糖質過剰症候群であると考えられます。OPLLは整形外科疾患ではなく代謝疾患です。

異所性の石灰化、骨化が起きるなんて異常です。それが起きてから戻そうとしても難しくなります。OPLLのある人はない人と比較して、骨密度が高いです。(ここ参照)骨密度が高いことは良いことばかりではなく、異常な骨化が起きている可能性もあるのです。

まずは異所性に骨化が起きない食事をするべきでしょう。

「Visceral Fat and Ossification of the Posterior Longitudinal Ligament: Insights From a Japanese Cohort」

「内臓脂肪と後縦靭帯骨化症 日本のコホートからの洞察」(原文はここ

One thought on “後縦靭帯骨化症(OPLL)は糖質過剰症候群 その1

  1. プロ野球選手もなる位、最近多い
    印象の疾患ですが、
    スポーツドリンクも果糖ブドウ糖液糖
    が入っていたりするので、
    プロアスリートも無意識に糖質過剰
    になっているのでしようね。
    また、この前のブログで先生も指摘
    されていた、筋増量炭水化物必須伝説も影響ありそうです。

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