アジア大会2018の柔道女子52キロ級決勝で角田夏実が勝ち、見事金メダルを獲得しました。素晴らしい!
この角田夏実、なんと1週間前にぎっくり腰になったそうです。以前には鼻骨の骨折も自分でボールペンを突っ込んで治したという強者。鼻骨骨折は通常全身麻酔で行うことがほとんどだと思います。実際に鼻骨骨折の麻酔をすると、十分な麻酔だと思っても骨折を治しているときに血圧が非常に上がってしまうことがあります。それほどの痛みのはずです。それなのに自分で治すなんてすごいです。
ぎっくり腰に関しては私はこれまで2回フルマラソンの前になってしまい、次の日にフルマラソンを完走しています。(「北海道マラソン2018 試練と復活のサブ4」「ぎっくり腰でもフルマラソンは完走できる!」参照)
柔道という非常に腰に負担がかかるスポーツで、しかも世界のレベルでも戦えるのです。ぎっくり腰は安静は必要なく、できる範囲で動くことが症状の改善への近道でしょう。立ち上がったり、動き始めが痛いだけです。動いていればフルマラソンだってできます。
こんなこと書いたら誰かに怒られるかもしれませんね。自己判断でお願いします。私はぎっくり腰でも安静にしたことはありません。
角田夏実、ギックリ腰でも超激戦区52キロ級で金 鼻骨骨折はボールペンで治した!?
8/30(木) 6:05 Yahooニュース(スポーツ報知)より(記事はここ)
◆ジャカルタ・アジア大会 ▽柔道女子52キロ級決勝 ○角田夏実(腕ひしぎ十字固め=2分18秒=)朴多率(韓 国)●(29日)
柔道女子52キロ級の角田夏実(26)=了徳寺学園職=が決勝で韓国選手を下し、金メダルを獲得した。国内でハイレベルな争いが繰り広げられる同階級で、2020年東京五輪へ存在感をアピールした。
女子52キロ級には角田夏実もいる。昨年の世界選手権銀メダリストが、アジアの舞台で圧倒的な強さを見せた。決勝は開始31秒でともえ投げで技ありを奪うと、2分18秒に腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。「絶対勝つって言われても難しいなと思っていた。プレッシャーもあったけど、勝ててホッとしてます」。直前には女子48キロ級の近藤亜美、男子60キロ級の志々目徹が決勝で敗戦。全階級で金メダルを目指したお家芸の重圧に打ち勝ち、白い歯を見せた。
不屈の26歳だ。昨年は海外合宿中に鼻骨を骨折すると、自ら鼻の穴にボールペンを突っ込み、曲がった鼻筋を元に戻した。寄生虫「アニサキス」による食中毒など災難が続いた中、世界選手権初出場で銀メダルに輝いた。今大会も1週間前の22日にぎっくり腰を発症し、練習で追い込めたのは前日のみ。「おばあちゃんみたいなつえが欲しい状態で。何でこんな時に」と苦笑したが、「いつもこんな感じなんで。試合で痛くないようにできればいいと思った」と言ってのけた。
52キロ級は超激戦区だ。昨年の世界選手権は志々目愛(24)=了徳寺学園職=と日本人同士で決勝を争い、この1年でホープの阿部詩(18)=兵庫・夙川学院高=が台頭。一方で、自身は世界2位の重圧から結果が残せなくなり、「(肩書が)重くて。柔道が楽しくなくなった」と思い悩んだ。
吹っ切れたのは、今年に入ってから。4月の全日本選抜体重別選手権では志々目も阿部も破り優勝。国際大会の実績不足から“3番手”として回ったアジア大会で「勝たないと五輪に向けて(代表争いから)いなくなっちゃうのかなと思った。自分の存在をアピールできて良かった」。9月の世界選手権に出場するライバル2人に食らい付いた。