以前の記事「妊娠中の鉄サプリの使用は慎重に その2 妊娠糖尿病」でも書いたように、妊娠初期のフェリチン値の安全圏は比較的低めで、フェリチンが高いと妊娠糖尿病の可能性が増加してしまいます。貧血を伴わないような場合には、安易
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SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬は糖尿病患者の転倒を増加させる
以前の記事「GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症」では、GLP-1受容体作動薬により筋肉が大きく減少することを書きました。「糖尿病においてGLP-1受容体作動薬やSGLT-2阻害薬で起こる筋肉量の減少」では
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その12 脱毛
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズの「その12」です。今回は脱毛です。 今回の研究では、GLP-1受容体作動薬のセマグルチドと日本では未承認の別の肥満薬Contrave(ブプロピオン・ナルトレキソン)使用患者の脱毛の
GLP-1受容体作動薬は心臓の筋肉を減少させるかもしれない 恐ろしい…
以前の記事「GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症」で書いたように、GLP-1受容体作動薬を使用すると確かに体重は減るかもしれませんが、人間にとって非常に重要な筋肉と骨が減少してしまいます。そして、もしかした
2型糖尿病の日本人の炭水化物摂取割合と心血管疾患リスクについての都合の良い研究
食事に関する研究では食事アンケートという非常に質の低いデータが用いられるのが通常です。なので、その結果もあまりあてになりません。そして、糖尿病の専門が研究する場合、バランスの良い食事が必要であるとか、動物性タンパク質は良
GLP-1受容体作動薬によるサルコペニアと骨粗鬆症
GLP-1受容体作動薬を使用すると確かに体重は減るでしょう。もちろん使っている間だけで、止めればまた体重は増加します。(「効果を維持するためにはやっぱりやめることができないGIP/GLP-1受容体作動薬」参照) さらに「
スタチンなどのコレステロール低下薬と糖尿病性微小血管合併症との因果関係
メンデルのランダム化解析を使用した研究がいっぱい出されていますね。すべてを鵜吞みにはできませんが、やはり興味深い結果が出てくることもあります。 今回の研究では、薬物標的メンデルランダム化研究により、3種類の一般的なコレス
リアルワールドで2型糖尿病の寛解を達成した人の血糖値の推移
今回の研究は、リアルワールドにおいて食事や運動行動の変更を通じて2型糖尿病の寛解(血糖降下薬を3か月以上使用せずに糖尿病レベル以下の血糖値(HbA1c値が6.5%未満)を維持)を達成した個人の特性と生活習慣要因を明らかに
2型糖尿病患者に対する皮下注射用GLP-1受容体作動薬の危険性
現在、GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療に積極的に使用されています。血糖値も改善し、体重も減少するという、一見非常に有用な薬のように見えますが、これまでもいくつもの記事で示してきたように様々な副作用があります。 今
帯状疱疹後神経痛と糖質過剰摂取
以前の記事「帯状疱疹の危険因子 新型コロナワクチンと糖質過剰摂取」で書いたように、帯状疱疹は糖質過剰摂取でもリスクが上がります。帯状疱疹は一時的な症状ですが、一時的では治まらず、その後帯状疱疹後神経痛に移行すると、実に厄