以前の記事「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」でも書いたように、肥満関連のがんは非常に増加していると考えられています。 しかもアメリカでは現在、肥満に関連したがんが比較的若い世代に急激に増加しています。ランセットに
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糖質制限
日本の子宮頸がんはなぜ2000年を境に上昇を始めたのであろう?
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)によってほとんどが発症すると考えられています。私もずっとそう思っていました。しかし、本当でしょうか? 大阪大学によって今回発表された研究を見て、上で書いたような疑問が起きました
糖質制限食 対 低脂肪食
糖質制限食(低炭水化物食)と低脂肪食での、体重および心血管危険因子に対する影響を分析したランダム化比較試験のメタアナリシスがあります。さあ、どちらが勝つのでしょうか?(図は原文より) 上の図は糖質制限食と低脂肪食とで様々
朝食を摂るか摂らないか?朝食の利点はないかもしれない
朝食を食べることが健康的であるとずっと言われてきました。朝食を食べないと力が出ないとか、頭が回らないとか、ということも言われてきました。しかし、糖質制限が広まるとともに、食事回数についても様々な疑問がもたれ、食事回数を減
糖質制限と食後ウォーキングを組み合わせると…?
糖質制限をして、さらに食後の血糖値上昇を抑えるために食後のウォーキングなどを行っている人もいるでしょう。その効果はどれくらいあるのでしょうか? 以前の記事「食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?」では食前の運動の
糖質制限と食後の眠気
糖質制限をすると食後の眠気が非常に少なくなることが多いです。なぜ、食後に眠くなるのか、というのは実際にははっきりした理由は解明されていません。ある仮説は、食後高血糖になり、その後急速に血糖値が下がり低血糖になるので、眠気
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その1
もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 LDLコレステロールが異常に高くなる家族性高コレステロール血症(FH)では、一般的には比
摂取エネルギーの25%の果糖は中性脂肪を増加させる
現在の日本人の1日の砂糖摂取量ははっきりした数字はわかりませんが、1日の摂取エネルギーを1,800kcalとすると、その60%程度が糖質です。つまり1,080kcal、270gです。その中で砂糖、特に果糖がどの程度を占め
食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?
先日、運動と血糖値に関するコメントをいただきました。 連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。 目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の
GLP-1はセカンドミール効果に関連しているか?
以前の記事「血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?」では、2型糖尿病において食物繊維にセカンドミール効果は期待できないことを書きました。大学の教授の説明によると、セカンドミール効果のメカニズムは、腸内細菌は水