ドクターシミズのウルトラランナーへの道2023
昨日2023年の6月26日、第38回サロマ湖100キロウルトラマラソンが行われました。新型コロナの影響で4年ぶりの開催です。今年の完走率は65.6%でした。 そして優勝タイムは男子が何と日本新記録の6時間6分08秒。凄い
糖質の摂取はマグネシウムやカルシウムの排泄を増加させる
糖尿病の人ではマグネシウム欠乏の人が非常に多いと思われます。採血での血中のマグネシウムはあまり増減しないですが、それでもかなり低い血中マグネシウムの人を多く認めます。 糖質過剰摂取では、そのマグネシウムとカルシウムはどう
有酸素運動はメタボリックシンドロームのHDLの機能を改善する
HDLコレステロールはいわゆる「善玉」と言われています。もちろんその一方で「悪玉」はLDLコレステロールです。しかし、コレステロールはどちらも同じですし、悪いものでは決してありません。コレステロールを運ぶHDL、LDLな
心血管疾患リスクが高いほど塩分制限をしてはいけない
高血圧や心血管疾患には塩分制限が当たり前になり過ぎています。もちろん、食塩に感受性が高い人は塩分制限で血圧が少し低下することもあるでしょう。しかし、根本的に高血圧が解消するわけではありません。塩分制限の推奨はどんどん過激
有酸素運動による血糖値、インスリン、グルカゴン濃度の変化
コメントをいただきました。 いつも貴重なデータありがとうございます。 個人的なことではありますが、起床後飲まず食わずで1時間ヨガをして血糖値測ると110~120の値が多いです。 これは糖新生なのでしょうか? 空腹時血糖は
中性脂肪/HDLコレステロール比の増加は腎機能低下のリスクを上げる
世の中一般的にはLDLコレステロールばかりが注目され、一般の人でもLDLコレステロールは気にしますが、中性脂肪値やHDLコレステロールはあまり関心がありません。医師も同様です。患者にHDLコレステロールが低いことを指摘し
糖尿病の死亡リスクの増加に関連する食後高血糖および食後高中性脂肪
もともと2型糖尿病は糖質過剰症候群の代表ですので、死亡リスクは高いでしょう。糖質過剰摂取のままの場合、全原因死亡を予測する食後の血糖値や非空腹時の中性脂肪値はどれくらいなのでしょう? 今回の研究では、朝食後の2時間後の血
スタチンはがんのリスクを増加させる可能性
スタチンは多くの人に処方されてしまっています。しかし、スタチン治療とがんの関連はいくつも指摘されています。(ここ参照) スタチンの中のシンバスタチンの試験では、2つの試験のそれぞれでは有意な関連ではありませんでしたが、2
薬で検査データを変えるだけでは健康にはなれない
数字合わせをしても健康になるわけではありません。検査データは様々な疾患の発症や状態を推測でき、非常に有用ではありますが、データだけ良くしても疾患が改善するとは限りません。 今回の研究ではペマフィブラート(商品名パルモディ
高血圧と糖尿病は突然の心停止のリスクの増加と関連している
高血糖、高インスリン血症、そして糖尿病は全身に様々な症状を起こします。当然、心臓にも良いはずがありません。突然に心停止が来るリスクも高まります。 今回の研究では、2009年に韓国の全国健康診断を受けた20歳以上の400万